本研究は、(1)カルニチンの欠損による脂質代謝異常に着目し、その分子生物学的成果を用いて乳幼児の突然死における脳細胞や心筋細胞のミトコンドリアの変異・酸化ストレス・アポトーシスの意義を解明すること(2)若年層における乳幼児突然死症候群に関する意識調査により、今後の医療情報伝達のあり方について考察すること を目的としてデザインされたものである。 本年度は、人工的カルニチン生合成阻害物質の有機化学合成法の確立とその応用として、培養細胞への当該物質の導入過程において生じるストレス及びその結果としてのアポトーシスについての評価を中心に、乳幼児突然死症候群に関する若年層における意識調査の実施地域を拡大し、ヨーロッパ、オセアニア諸国からのデータを回収した。 研究論文の発表については、裏面に記載の通りである。 その他の学会発表について以下に示す。 2004年6月 骨吸収および骨形成過程におけるビタミンC欠乏の影響 以上 第88回日本法医学会総会 2004年8月 Survey of Sudden Infant Death Syndrome (SIDS) Awareness on Young People in Japan 以上 The 20^<th> World Congress of International Federation of Home Economics 2004年3月 若年層における乳幼児突然死症候群(SIDS)の認知度について-日本とチェコ共和国における調査結果より-- 以上 第11回日本SIDS学会
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