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2003 年度 実績報告書

画像診断用専用液晶モニタの安全性の検討と精度管理のためのテスト画像開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15390359
研究種目

基盤研究(B)

研究機関名古屋大学

研究代表者

石垣 武男  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60094356)

研究分担者 小寺 吉衞  名古屋大学, 医学部, 教授 (10124794)
島本 佳寿広  名古屋大学, 医学部, 教授 (70178961)
池田 充  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教授 (50184437)
キーワード液晶モニタ / モニタ診断能 / 画像観察用モニタ / 液晶モニタの安全性
研究概要

汎用、医療用にかかわらず画像観察モニタの共通の性能として、スクリーンの輝度、コントラスト、空間解像度などがある。画像診断においてはCRTモニタ同様、液晶モニタでもCRTモニタと同等以上の画質が求められることはもちろんである。液晶ディスプレイは液晶分子の屈折を利用することから、視野角についてフィルムやCRTモニタにない特異性があり一般的に光の放射は等方的ではない。したがって輝度やコントラストが大幅に改善された現在も、視野角の改善は依然重要な課題となっている。今年度はまず医用画像の読影用に適した液晶モニタを検討した。液晶の主な動作モードには(1)TN(Twisted Nematic)モード(2)STN(Super Twisted Nematic)モード(3)強誘電性液晶(Ferroelectric Liquid Crystal)モード(4)複屈折(Electrically Controlled Birefringence)モード(5)ゲスト・ホスト(Guest Host)モード(6)動的散乱(Dynamic Scattering)モード(7)相転移(Phase Change)モード(8)熱光学モード、熱電気光学モード(9)IPS(In-plane Switching)モードがある。これらのモードの中で高精細ディスプレイであり、かつ視野角特性が優れていることで(9)、(10)が画像診断用として現段階では最も適していると結論付けられた。次いで液晶モニタの解像度の違いによる診断能の検討を行った。1M,2M,3M,5Mの性能の白黒液晶モニタと2000本系のCRTモニタ計5種類を用いて肺の淡い結節影の描出能につき、5人の観察者によるROC解析を行った。その結果、淡いコントラストを示す標的の描出能に関してはいずれにおいても統計的有意差が無いことが分かった。次年度は間質影を対象に空間分解能の違いについて検討する。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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