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2004 年度 実績報告書

既存薬剤における抗バイオフィルム作用の検証と検索

研究課題

研究課題/領域番号 15390461
研究機関長崎大学

研究代表者

弦本 敏行  長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (60304937)

研究分担者 松本 智子  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (30239107)
平潟 洋一  長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (50238341)
キーワードバイオフィルム / 細菌感染 / 骨髄炎 / 定量 / 画像解析
研究概要

平成15年度にとりくんだ各種金属表面への細菌付着を想定したstatic culture methodによるin vitro実験モデルを応用して、平成16年度は細菌バイオフィルムの量的評価のための定量的画像解析システムを確立した。その概要は、24〜48時間で形成された細菌バイオフィルムをcrystal violet溶液で染色固定したのち、超深度デジタル実体顕微鏡で2次元データを取得、各種ソフトウェアを応用してバイオフィルム付着面積率を算定する、というものである。
その研究成果は、平成16年10月に行なわれたCenter for Biofilm Engineering主催のannual meetingであるBiofilms 2004 in Las Vegasにおいて"Image analysis for quantification of statically cultured Staphylococcus aureus biofilms on biomaterial surface"として発表した。
その後、方法を利用して各種の薬剤に関する抗バイオフィルム作用の有無に関するin vitroの実験を継続中である。今までに、セフェム系抗菌薬、アミノグリコシド系抗菌薬、ビスフォスフォネーと、各種の酵素製剤などで実験を実施し、それらの臨床薬剤におけるバイオフィルム形成抑制作用、バイオフィルム破壊作用の強弱について検証を継続した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Clostridium perfringensによる急性化膿性膝関節炎の1例2004

    • 著者名/発表者名
      弦本敏行
    • 雑誌名

      日本骨関節感染症研究会雑誌 18

      ページ: 114-117

  • [雑誌論文] Static culture systemで形成された黄色ブドウ球菌バイオフィルムの定量的画像解析2004

    • 著者名/発表者名
      弦本敏行
    • 雑誌名

      Bacterial Adherence & Biofilm 18(印刷中)

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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