研究概要 |
1)キメラマウスの作成 昨年度得られた3匹のキメラ率100%のオスキメラマウスをもとに、メスC57BL6マウスと交配を重ねて、雌雄2匹ずつのF1ヘテロマウスを得た。このうち雌雄1匹ずつを用い交配を行った。現在までにオス12匹、メス13匹を得た。 2)genotyping NEO遺伝子の確認は、3つのプライマーを用いてPCRにて行った。すなわち、Wild type gene上に存在するforward Primer(I),backward primer(II),そしてNeo上に存在するforward primer(III)である。(I)(II)にて533bp(Wild type),(II)(III)にて273bp(homo)のPCR fragmentが得られる(heteroでは2つのバンド)。また、EGFP遺伝子の確認は、EGFP上に存在する2つのプライマーを用いてPCRにて行った。 結果:オス12匹中、7匹がwild type、5匹がhetero typeであった。また、メス13匹中、5匹がwild type、8匹がhetero typeであった。Homo typeはいなかった。 3)mating Homo typeを得るために現在さらに交配を行っており、得られ次第還流固定を行い、alpha2A adrengergic receptor-GFPの発現をレーザースキャン蛍光顕微鏡にて観察する予定である。
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