研究課題/領域番号 |
15390533
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
池田 恒彦 大阪医科大学, 医学部, 教授 (70222891)
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研究分担者 |
今村 裕 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (20276215)
杉山 哲也 大阪医科大学, 医学部, 講師 (20298764)
奥 英弘 大阪医科大学, 医学部, 講師 (90177163)
足立 哲夫 岐阜薬科大学, 臨床薬剤部, 教授 (40137063)
中村 直登 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (40227921)
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キーワード | 加齢黄斑変性 / 血清細胞外型superoxide dismutase / 酸化ストレス / 血管内皮細胞 / 脂質過酸化 / 脈絡膜新生血管 / 喫煙 / 光暴露 |
研究概要 |
加齢黄斑変性患者血清の解析 平成15年度においては、まず加齢黄斑変性患者検体の収集、および血清細胞外型superoxide dismutase (EC-SOD)の解析を行った。加齢黄斑変性患者30名の血清を採取し、年齢を一致させた対照群と比較したところ、EC-SOD濃度は約1.5倍高値であった。また加齢黄斑変性は、脈絡膜新生血管の大きさ、場所によってその病型が分類されるが、このような臨床型と病理学的分類との対応関係を調査したが、現時点では有意な差は見いだされていない。 培養系での酸化ストレスと膜結合EC-SOD 加齢黄斑変性の危険因子である、喫煙、光線暴露は生体内での酸化ストレスを増大させる。培養血管内皮細胞膜に結合しているEC-SODが細胞膜脂質過酸化によって細胞膜より遊離することを予備実験によって確認した。具体的にはヒト皮膚毛細血管内皮細胞をコラーゲンでコートしたdish上で培養する。つぎに活性酸素を発生させる各種試薬(AGE,3-deoxyglucosone)を培養液中に添加し、細胞膜を過酸化させた。この際試薬の濃度で、細胞膜に結合するEC-SOD量を測定し、酸化ストレスによるEC-SOD膜結合能の変化を調べた。
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