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2004 年度 実績報告書

チタンのオッセオインテグレーション獲得に関与する遺伝子クローニングとその応用

研究課題

研究課題/領域番号 15390592
研究機関岡山大学

研究代表者

完山 学  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (90294420)

研究分担者 窪木 拓男  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00225195)
滝川 正春  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20112063)
荒川 光  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30304314)
鈴木 康司  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30304322)
藤澤 拓生  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (20325096)
キーワードデンタルインプラント / チタン特異的遺伝子 / オッセオインテグレーション / 骨芽細胞
研究概要

1.チタンプレート上での細胞培養及び発現遺伝子の解析
骨髄間葉系幹細胞から分化誘導した骨芽細胞をチタンプレート上で培養しチタンの影響を検討するに先立ち、骨芽細胞様細胞株をチタン上で培養し、通常の培養皿および異種金属であるクロムと比較して細胞動態にどの様な影響があるか検討した。
(1)チタンおよびクロムプレート
材料表面の粗さを均一にするために,研磨ガラスに真空蒸着法によってチタンおよびクロムを400Åの厚さで蒸着した。
(2)細胞接着への影響
通常の培養皿と比較してチタンプレートへの細胞接着は低い傾向を示し,クロムではさらに細胞接着が抑制されていた。
(3)細胞増殖への影響
通常の培養皿と比較してチタンプレート上での細胞増殖は低い傾向を示すものの,細胞播種後3日以降ではほぼ同程度の増殖を示した。クロムにおいてもチタンとほぼ同程度の増殖を示した。
(4)細胞分化への影響
分化の指標としてアルカリホスファターゼの活性を比較検討した結果、通常の培養皿と比較してチタンプレート上でのアルカリホスファターゼ活性は低い値を示した。また,クロムはチタンとほぼ同程度の活性を示した。
(5)発現遺伝子の解析
通常の培養皿と比較してチタンプレートおよびクロムプレート上での発現に変動のある遺伝子をサブトラクティブハイブリダイゼーション法にて解析した。その結果,アガロース電気泳動のバンドのパターンに差を認め,チタン上での遺伝子発現とクロム上での遺伝子発現が異なることが判明した。次年度は,それら遺伝子の同定を行っていく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 骨芽細胞様細胞株(MC3T3-E1細胞)の細胞接着,増殖,分化および遺伝子発現に対するチタンの影響

    • 著者名/発表者名
      秋山 謙太郎
    • 雑誌名

      岡山歯学会雑誌 (印刷中)

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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