研究分担者 |
川瀬 俊夫 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (30084784)
筏 義人 鈴鹿医療科学大学, 医用工学部, 教授 (00025909)
田畑 泰彦 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50211371)
塗々木 和男 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (90139577)
小園 知 神奈川歯科大学, 高次口腔科学研究所, 助教授 (40084785)
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研究概要 |
1 骨芽細胞の増殖、分化に対する各種生理活性因子の効果について.(1)statin類のCompactin(0.01〜10uM)およびPitavastatin(0.01〜10uM)は10uMの濃度において、骨芽細胞様細胞MC3T3-E1細胞のALP活性を有意に上昇させ、また石灰化を著しく促進させた。また、Compactin(0.1〜10uM)は骨髄由来ストローマ細胞株ST-2のcbfal mRNAを弾く発現させ、またosterix mRNAの発現を濃度依存的に上昇させた。Compactin(0.1〜10uM)とPitavastatin(0.1〜10uM)は骨髄細胞からの破骨細胞誘導を濃度依存的に減少させた。(2)Fischer系雄ラット大腿骨骨髄より得たBMSC (bone marrow stromal cell)をデキサメサゾン,βグリセロリン酸、bFGFおよび17β-estradiol(E_2)を添加した培地で培養すると、17β-estradiol(E_2)を加えなかったものに比べて、コラーゲン線維とbone nodule形成の増加および著しい石灰化が認められた。 2.estrogen,hPTHの徐放システム(吸収性ポリマー)の作成in vivo, in vitroて,における徐放動態の検討.β-estradiolおよびhPTHとポリ乳酸との結合体を作成し、in vitroでの徐放動態を調べている。また、これを中空糸チューブに充填し,マウス脛骨骨端に接続た徐放システムを考案した。これを同系マウス皮下に移植し,骨形成を組織学的に、各被検薬の生体内の徐放動態をELISA法により解析している。 3.吸収性scaffoldの作成.BGRのための支持膜としてPLLAとCaprolactonおよびHidroxyapatiteからなるメッシュを作成した。
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