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2003 年度 実績報告書

看護研究のためのEBNパッケージにおける解析支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15390660
研究種目

基盤研究(B)

研究機関新潟大学

研究代表者

高木 廣文  新潟大学, 医学部, 教授 (80150655)

研究分担者 西山 悦子  新潟大学, 医学部, 教授 (70283025)
キーワード看護学 / EBN / 看護研究 / データ解析 / EBN / 質的研究 / 量的研究 / 科学的研究
研究概要

看護研究を行うためのEBNパッケージとして,データ解析支援システムに要求される事項は何かを把握するために,これまでに実施したEBN全国調査データの詳細な解析を行い,国内外の学会で発表した。重要な結果として,(1)EBNは看護研究に必要は81.7%,(2)EBNに基づいた方法を,もっと積極的に取り入れるべきであるに賛成76.7%,(3)看護研究では量的研究を,もっと積極的に取り入れるべきであるに賛成38.6%,反対4.6%,(4)看護研究では質的研究を,もっと積極的に取り入れるべきであるに賛成52.7%,反対1.3%,(5)質的研究は看護研究に向いていると思うに66.6%(女性看護系教員では72%)が「はい」と回答した。この結果は,EBNは看護研究に必要だが,質的研究の方が看護研究に適していると考えている教員が多いことを示している。しかし,EBNは量的研究の枠組みで発展してきたため,質的研究は考慮されていない。
質的研究の科学性に関して検討するために,平成15年12月8日〜20日に,全国の看護系大学教員3,745名を対象に質問紙による郵送調査を実施し,さらに平成16年1月8目〜23目には礼状兼催促状を発送し,回収率の向上をはかった。平成16年2月末日までの回収数は,1,116例であり,回収率は29.8%であった。なお,所属機関からの通知などにより退職や死亡が判明した対象不適格例が12例あり,有効回答率は29.9%となった。現在,データをコンピュータ入力中であり,今後,詳細な解析を通じて,質的研究とEBNの関係を考察していく予定である。
なお,ホームページ(http://www-clg.niigata-u.ac.jp/~takagi/kaken-h14/kakenmenu.html)に研究結果の一部を公表している。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 高木 廣文: "実際の調査項目の設定方法"EBNursing. 3・2. 118-124 (2003)

  • [文献書誌] 高木 廣文: "日本看護系大学協議会会員校教員を対象としたEBNに関する意識調査(3)量的研究に関する調査結果"第23回日本看護科学学会術集会講演集. 256-256 (2003)

  • [文献書誌] 西山 悦子: "日本看護系大学協議会会員校教員を対象としたEBNに関する意識調査(4)質的研究に関する調査結果"第23回日本看護科学学会術集会講演集. 257-257 (2003)

  • [文献書誌] 高木 廣文: "An Attitude Survey on Nursing Research in Japanese Female Faculty I. On the Recognitions to Nursing Research and EBN"The Fifth International Interdisciplinary Conference-Advances in Qualitative Methods. 62-62 (2004)

  • [文献書誌] 西山 悦子: "An Attitude Survey on Nursing Research in Japanese Female Faculty II. On Scientific Recognitions about Study Types of Nursing Research"The Fifth International Interdisciplinary Conference-Advances in Qualitative Methods. 62-62 (2004)

  • [文献書誌] 高木 廣文: "サンプルサイズの定め方"EBNursing. 4・1. 86-90 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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