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2003 年度 実績報告書

在宅酸素療法実施者の療養支援遠隔看護システムとテレケアナース育成プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15390685
研究種目

基盤研究(B)

研究機関聖路加看護大学

研究代表者

亀井 智子  聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (80238443)

研究分担者 亀井 延明  明星大学, 理工学部, 助教授 (20233968)
梶井 文子  聖路加看護大学, 看護学部, 助手 (40349171)
久代 和加子  聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (10286908)
キーワード在宅酸素療法 / 慢性呼吸不全 / 急性増悪 / 遠隔看護 / 遠隔医療 / テレケア / テレナーシング / 問診システム
研究概要

慢性呼吸不全により在宅酸素療法(HOT)を実施する者について、家庭における療養状態等を的確に評価し増悪兆候を早期にとらえ、それを補助するツールの必要性が高いことをこれまでに指摘してきた。本研究は、HOT実施者の在宅療養生活中の呼吸不全急性増悪を予防し、安定した療養生活の実現を目的に、遠隔看護支援システムを構築し、併せてテレケアナースを育成するプログラムを開発することである。
今年度は呼吸不全増悪兆候を早期にとらえるための自己観察(質問)項目、および回答項目のビジュアル化を完成し、対象者宅と研究室内の看護モニターセンターをインターネットで結び、日々の心身状態に合わせた教育情報の提供を行いHOT実施者の療養を総合的に支援する「遠隔看護支援システム(LMS-HOT)」を構築した。
本システムの構成は、(1)クライアント側:SHARP社製ペンターミナルRW-E300を用い、ワイアレス通信によるサーバへのデータ通信、(2)サーバ側:データ蓄積、集計、教育プログラムの提供を行うものである。
クライアント側では観察(質問)項目(22項目)に関してタッチパネルに触れて回答し、サーバへのデータ送信を行う。サーバ側では管理を的確に行うモニタリングシステムを開発し、情報の重みづけによる点数化と、即座に対象者宅のネット端末にその情報を送信し、併せて開発したロジックによりリンクした教育プログラムの送信を行う。そのため対象者は即座に自己の状態を理解でき、療養管理に生かすことができるものである。また、教育プログラムの開発も行った。
構築した本システムの稼働調査の結果、ネットターミナルの家庭内の設置場所、電源スイッチに関して検討の余地が残された。今後、訪問看護ステーション等との情報連携を検討し、総合的なHOT実施者のための健康管理システムを完成することが必要であると考えられた。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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