研究課題/領域番号 |
15401009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
服部 等作 広島市立大学, 芸術学部, 教授 (50218509)
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研究分担者 |
笠原 浩 広島市立大学, 芸術学部, 講師 (10282807)
奥山 直司 高野山大学, 文学部, 教授 (50177193)
中野 照男 東京文化財研究所, 美術部, 部長 (20124191)
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キーワード | チベット / 表象芸術 / 工芸 / 芸能 / 青海省 / アーカイブ / ヒマラヤ |
研究概要 |
平成15年度の研究概要:1.ヒマラヤ南麓のチベット美術資料の調査研究:ヒマラヤ南麓の仏蹟の記録調査(8月19日〜9月7日(21日間)を服部、奥山、白須が実施。本調査はSARSの流行により当初計画をきりかえたもので、仏教の誕生地ルンビニから終焉の地ビクラマシーラ、ならびにチベット仏教圏のシッキム州を網羅した共同研究をすすめ、新たな研究の成果を得た。 1)ヒマラヤ南麓圏におけるインド仏教誕生から滅亡、チベット仏教遺跡の調査:ルンビニ、ラージギル、ブッダガヤ、マツゥーラ、サールナート、クシナガラ、ナーランダ、ビクラマシーラなど 1)チベット学の展示と研究施設の訪問調査:チベットハウス(ニューデリ)、ルムテック教学研究所(シッキム)等、国立博物館(ニューデリ、パトナ、コルカタ)、考古博物館(マツゥーラ、サールナート) 1)チベット仏教・ラマ教寺院の訪問調査:ペマヤンツェ僧院(サンガクチョリン)、ルムテック僧院(ペリン)、エンチェ僧院(ガントク)等 2.青海省のチベット文化の調査研究:平成16年度調査地の事前調査と研究交流のため服部が中国、青海省西寧市、青海省黄南藏族自治州、天津市(9月13日〜21日(9日間))にて共同研究をすすめ、新たな研究の成果を得た。 1)青海省におけるチベット関係の学術機関の訪問調査:青海省黄南藏族自治州吾屯村「タンカ」制作工房、黄南藏族自治州熱貢タンカ芸術資料館、青海省民族学院、青海省民族歌舞劇院、1)チベット仏教・ラマ教寺院の訪問調査:小吾屯寺(黄南藏族自治州吾屯村)、隆務寺(黄南蔵族自治州)、金塔寺(西寧市)等 1)美術・考古資料の調査:青海省博物館(西寧市)、熱貢タンカ芸術資料館(黄南藏族自治州)、天津美術学院(天津市)等 3.平成15年度の成果:以上の共同研究と調査に加え現地共同研究者での研究交流によりチベット美術工芸と芸能の資料化と保存について研究をすすめることができた。
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