研究課題/領域番号 |
15401016
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研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
遠藤 織枝 文教大学, 文学部, 教授 (10203663)
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研究分担者 |
桜井 隆 明海大学, 外国語学部, 教授 (60255031)
陳 力衛 目白大学, 人文学部, 教授 (60269470)
劉 穎 成城大学, 文芸学部, 助教授 (10307118)
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キーワード | 女書 / 女文字 / 湖南省 / 保存 / デジタル資料 |
研究概要 |
現地と連絡をとり、中国側女文字研究者と協議しながら、この文字のよりよい保存法を模索している。現地では、以前によく書けた高銀仙(1902-1990)の住んだ甫尾村(現在では美化して普美村と書かれる)に女書文化村を建設し、その中に女書学堂という教室を開設して若い娘たちにこの文字を学ばせることで保存することを考えている。 しかし、娘たちにとってこの文字習得による実益が期待できないため、また、昔の女性がこの文字に託した思いを共有することができないため、積極的に文字を学ぼうとする女性は少ない。動態としての文字の保存は極めて困難な状況にある。 静態としての保存では、昔の女性たちが書いた文字をできる限り多く収集して、その本来の文字の姿をデジタル資料として記録し残すことが急がれる。 【口頭発表】 国際会議 北京論壇2005 発表者:遠藤織枝 年月日:2005年11月17日 テーマ:「中国女文字の文化的価値」について 場所:北京大学外国語学院
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