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2003 年度 実績報告書

サハリン先史文化における海洋適応の調査研究-貝塚遺跡のフィールドワークを中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 15401024
研究機関筑波大学

研究代表者

前田 潮  筑波大学, 歴史・人類学系, 助教授 (40015897)

研究分担者 内山 幸子  日本学術振興会, (北海道大学・大学院), 特別研究員(PD)
辻 誠一郎  国立歴史民俗博物館, 助教授 (20137186)
池田 宏  筑波大学, 地球科学系, 助教授 (20015986)
キーワードオホーツク文化 / カシュカレバグシュI遺跡 / 竪穴群 / セドゥイフ遺跡 / トンナイ川口遺跡 / アジョールスク遺跡 / チルコーワ遺跡
研究概要

1、平成15年8月20日 ユジノサハリンスクに入り、国立サハリン大学考古学研究室においてワシレフスキー教授、フェドルチュク上級研究員と調査打ち合せ、準備を3日間行う。(前田・辻・内山・大学院生1名)
1、同8月22日〜30日 北サハリン東海岸ピルトウン湾沿岸遺跡群のカシュカレバグシュI遺跡において竪穴群の発掘調査に加わり、竪穴遺跡1軒の発掘作業、周辺5地点における試掘調査、同遺跡の西方および北方の遺跡群の踏査を実施した。竪穴調査によって5角形の平面形を呈する大型住居を確認し、その出土土器からオホーツク文化直前期〜中期に相当し、同文化との系統関係を有する地域文化である可能性を得た。試掘調査においては4地点において遺物・遺構の存在を確認せず、1箇所において溝状遺構、土器細片、炭化木材を得た。周辺の踏査においては遺跡の南西約2kmの地点において方形石器、ナイフ状石器を採集し、新たな遺跡として確認した。また北方1kmにおいて炉址とみられる焼土堆積、土器破片数個体を検出し、住居址の存在を確認した。さらに北方約2kmのカシュカレバグシュII遺跡に到達し、土器片石器片の表面採集を行った。
1、8月31日ユジノサハリンスクにもどり、サハリン南部における調査の準備を行なう。池田隊員合流。
8月1日〜8日 東海岸オホーツコエ村セドゥイフ湖沿岸遺跡群に入る。同遺跡の竪穴群の測量調査、トンナイ川口遺跡群、アニワ湾沿岸のアジョールスク遺跡、チルコーワ遺跡の踏査を行う。セドゥイフ遺跡において竪穴群47基を測量。トンナイ川口遺跡においては右岸の砂丘残丘断面において薄手無文土器を包含する堆積を発見し、断面清掃と記録、遺物の採集を行う。炭化物を採集し、年代測定サンプルとする。同遺跡左岸の地点で海獣骨の堆積を確認、清掃し、記録をする。南貝塚期に属するとみられた。アジョールスク遺跡において鈴谷期の遺物を多数採集。チルコーワ遺跡において、魚骨層の断面を確認、清掃し、回転式鈷頭1個(南貝塚期)を採集する。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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