研究課題
基盤研究(B)
平成15年度から17年度にかけて、内モンゴル自治区四子王旗、フフホト地域を対象にして人文地理学分野と自然地理学分野にそれぞれテーマを設定して、草地劣化に関する調査研究を行った。現地では、内モンゴル師範大学の地理科学院と共同研究しながら研究を進めた。平成15年度は、武川県地域の農村地域で退耕還林政策の効果についてヒアリング調査と、環境改変の調査を行い、平成16年度は、武川県の調査と四子王旗地域の農村地域、草原地域の草地劣化、観光化についての調査を行った。また日変化の気象データを観測するために観測装置を設置した。平成17年度は、武川地域と四子王旗地域の調査を本格的に行った。研究成果を公開するために平成15年度、17年度に日本で研究成果報告会を東北地理学会の研究集会として開催した。研究成果として、I総論として、内モンゴル中部の砂漠化(荒漠化)の動向をGISデータに基づいて分析した。II人文地理学研究では、農村地域での農業経営の商品化動向や草原地域の草地利用の変化を検討した。III自然地理学的研究では、土地利用の変化に伴う地形改変の実態や気象データの分析、植林に伴う土地利用の変化を検討した。
すべて 2006 2004
すべて 雑誌論文 (2件)
宮城教育大学環境教育研究紀要 8巻
ページ: 79-88
宮城教育大学紀要 第38巻
ページ: 99-108