| 研究課題/領域番号 |
15402039
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| 研究機関 | 早稲田大学 |
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研究代表者 |
嵯峨座 晴夫 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10097256)
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| 研究分担者 |
店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20197502)
宮内 孝知 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (40063771)
臼井 恒夫 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (10193872)
村田 久 早稲田大学, 人間科学学術院, 助手 (80350445)
鶴若 麻理 早稲田大学, 人間科学学術院, 助手 (90386665)
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| キーワード | 高齢化 / 高齢者 / 世代間関係 / 家族 / 東アジア / 東南アジア / 居住形態 / 世帯 |
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| 研究概要 |
本研究の目的は、5ヶ国(日本、韓国、台湾、マレーシア、シンガポール)の高齢者に関する社会統計データと実施予定の現地調査データを用いて、高齢者のリビング・アレンジメント(親子をはじめと祖父母と孫など世代間の同別居や近居などの居住形態)の実態とその規定要因、そしてリビング・アレンジメントが生活の質に及ぼす影響を明らかにすることである。
人口高齢化は、日本において特に急速に進展している現象であるが、本研究が対象とする東・東南アジア地域も例外ではない。国・地域によりその進展度は異なるものの、今後50年以内にほぼ例外なくすべての東・東南アジア諸国は高齢化社会となる。この高齢化という人口構造の変化と、経済発展及び文化・慣習の変化に伴い、高齢者を中心とした人々の居住形態が大きく様変わりをしている。この現象は、高齢者のみならず、高齢化社会に暮らす全ての人にかかわる問題であり、そのありようは従来の「家族」あるいは「世帯」といった概念では把握できないと考える。そこで、リビング・アレンジメントという視点を導入して、世代間の居住形態の実態と意識調査を行うこととした。
平成16年1月から2月までに、埼玉県所沢市において、60歳以上の男女約600名を対象とし、「世代間の居住形態の実態と意識調査」を行い、有効回答数は261名(男性143名、女性118名)であった。同時に、マレーシアでは平成16年11月、シンガポールでは平成17年2月から3月にかけて、各国の研究者の協力をえて、日本と同じ調査票を用いて高齢者を対象とした調査を実施した。今後得られたデータの詳細な比較検討を予定している。これらの調査のほかに、平成16年12月には台湾の研究者を招き、1989,1996,2003年の3回にわたって台湾で行われた高齢者の居住形態に関する調査についてのワークショップを開催して、日本の調査結果との比較検討を行った。
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