研究課題/領域番号 |
15402040
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
竹安 栄子 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (70131414)
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研究分担者 |
春日 雅司 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (90152660)
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キーワード | ジェンダー / ジェンダー・ステレオタイプ / 地域政治 / イギリス / 選挙制度 / 地方議員 / 地方議員調査 / 日本と英国の比較研究 |
研究概要 |
今年度は、来年度の本調査の実施のため、(1)スコットランドの地方選挙制度、スコットランド地方議員の集票メカニズム一般、政党による候補者選定メカニズム、地方政治におけるジェンダー構造、特にジェンダー・ステレオタイプが候補者選定過程と選挙過程にどのように作用しているか、の4点についての情報収集、(2)スコットランドにおける地方議員の実態調査を中心とする先行研究の収集、(3)スコットランドの地方議員に基礎資料(各選挙区ごとの議員数、性別、政党の経年的資料)の収集、(4)本調査実施の拠点機関の選定と引受機関との実務者レベルでの事務折衝、(5)調査票の作成、(6)今後の比較研究を考え、海外研究協力者が日本の地方議員についての理解を深めるための日本側での地方議員調査、の6項目にわたって研究計画を実施した。まず6月に海外研究協力者とともに、大阪と東京圏で男女の地方議員と(財)市川房枝記念財団でのインタビュー調査と意見交換を行った。また高岡市在住の元町会議員に着いてライフヒストリー調査を実施した。研究代表者は上記(1)〜(5)を行うために、9月、11月、2月の3回、渡英した。資料収集は、調査実施に必要な資料はほぼ予定通り収集することができた。特にスコットランド議員の基礎資料と先行研究の調査報告書はほぼ入手しうる限り全て収集したと考えられる。また当初、本調査の実施機関として海外研究協力者が所属するUniversity of Lincolnを予定していたが、GlasgowのUniversity of Strathclydeに変更することになった。その理由は、同学科にはスコットランド政治の研究者と研究機関が充実していること、Glasgowに位置するため、行政関係の資料の入手や他の研究機関の協力が得やすいことによる。現在、来年度5月の本調査の実施に備えて、調査項目の調整を海外研究協力者およびStrathclyde大学のスタッフとも勧めている。
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