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2003 年度 実績報告書

空中磁気測量による火山性磁場変動の検出

研究課題

研究課題/領域番号 15403007
研究種目

基盤研究(B)

研究機関京都大学

研究代表者

田中 良和  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00025420)

研究分担者 神田 径  京都大学, 防災研究所, 助手 (00301755)
鍵山 恒臣  東京大学, 地震研究所, 助教授 (50126025)
大倉 敬宏  京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40233077)
松島 健  九州大学, 大学院・理学研究院, 助教授 (40222301)
橋本 武志  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70283588)
キーワード空中磁気測量 / プロトン磁力計 / 自然電位 / ホワイトアイランド / 火山性磁場変化
研究概要

この研究の目的は、ヘリコプターを利用した空中磁気測量の繰り返しによって、火山性磁場変化を検出することにある。GPSによる測位精度の向上により、1m精度で飛翔位置を決定できる。この研究では、時間変化の基準となる稠密な3次元磁気異常図を作成しておき、再測定時における時間変化検出にはパターン認識手法の適用を考えている。磁場変化の検出に必要な測定高度、空間密度、データ処理方法を検討するとともに、時刻管理を含めた計測システム全体としての問題を、実際のフライトを通じての検証が必要であり、世界中で最も火山磁場変化が大きいと期待されるニュージーランドのホワイト島での実飛行を次年度に計価している。
本年度は、既に取得済みの阿蘇火山および雲仙火山における空中磁気測量データの解析を行い、3次元空間における磁気データ補間に関する研究および磁気構造解析を行った。また、次年度のホワイトアイランドでの磁気測量に必要な観測機材の整備に努め、予備実験として草津白根火山において空中磁気測量を行った。12月8日から12月15日にかけて、田中、橋本、宇津木、吉村の4名がニュージーランドに渡航し、共同研究者であるNZ核地質研究所のハースト、ウッドワード博士らと研究打ち合わせを行うとともに、ホワイトアイランドに渡島して、自然電位の分布を測定するとともに、2地点に定常磁場観測装置を設置した。また、利用可能な飛行会社のパイロットたちと空中磁気測量に関わる技術的問題について協議した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Hase Hideaki他5名: "ζ potential measurement of volcanic rocks from Aso caldera"Geophys.Res.Letters. 30, No.23. HLS21-4 (2003)

  • [文献書誌] 大久保綾子他5名: "雲仙火山における空中磁気測量について"京都大学防災研究所年報. 第46号B. 739-746 (2003)

  • [文献書誌] 橋本武志他5名: "ロングバレーカルデラ地域の地磁気全磁力差に見られる年周変化について"京都大学防災研究所年報. 第46号B. 765-777 (2003)

  • [文献書誌] 田中良和: "繰り返し観測を指向した空中磁気測量について"科学研究費特定領域研究 「火山爆発のダイナミックス」平成14年度研究成果報告書. 35-38 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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