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2003 年度 実績報告書

カトマンズバレーによって形成される大気安定成層と大気汚染の動態調査および解明

研究課題

研究課題/領域番号 15404002
研究種目

基盤研究(B)

研究機関大阪大学

研究代表者

近藤 明  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20215445)

研究分担者 加賀 昭和  大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90029265)
前田 泰昭  大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80081438)
田中 正宣  大阪市立環境科学研究所, 研究主幹 (30159024)
今村 清  大阪府環境情報センター, 主任研究員
井上 義雄  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (60203262)
キーワードカトマンズバレー / 大気汚染 / 大気安定層 / 窒素酸化物 / TSP / オキシダント / 硫黄酸化物 / 接地逆転
研究概要

カトマンズバレーの大気汚染濃度の現況を把握するために、乾式の窒素酸化物濃度自動モニタリング装置、オキシダント濃度自動モニタリング装置、β線によるTSP濃度自動モニタリング装置、湿式の窒素酸化物濃度自動モニタリング装置、湿式の硫黄酸化物濃度自動モニタリング装置をTribhuwan大学に設置した。また、風速、風向、気温、日射の連続測定装置も、同様に、Tribhuwan大学に設置した。一部の機器に問題があるため、データは完全ではないが2003年12月から測定を開始している。データはデータロガを介してコンピュータに取り込まれ、e-mailで日本に送付されてきている。
また、本研究グループは、2003年10月カトマンズを訪れ、大気中のVOC濃度を調査する目的でキャニスタで大気捕集を実施した。VOCの化学分析は未着手であるが、次年度以降も継続的に実施する計画である。
ネパール環境省はカトマンズ市内5ヶ所でハイボリュームサンプラーを用いてTSPの捕集を実施し、濃度測定を実施している。環境省と交渉し、TSPの成分分析を行う目的で捕集後のTSPろ紙を日本に送付してもらうことで同意した。
カトマンズでの大気汚染濃度測定環境の整備をほぼ完了したことが本年度の実績であり、本格的な解析は次年度に実施する予定である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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