研究課題/領域番号 |
15404007
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
矢田部 龍一 愛媛大学, 工学部, 教授 (70127918)
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研究分担者 |
高橋 治郎 愛媛大学, 教育学部, 教授 (70116945)
長谷川 修一 香川大学, 工学部, 教授 (00325317)
羽藤 英二 愛媛大学, 工学部, 助教授 (60304648)
バンダリ ネトラ.P. 愛媛大学, 工学部, 助手 (10363251)
北川 隆司 広島大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70112167)
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キーワード | 地すべり / ヒマラヤ水系 / 豪雨 / 土石流 / 防災教育 / 地盤工学 / 大規模崩壊 / 現地調査 |
研究概要 |
ネパールの主要国道沿いの地すべり地の詳細な現地調査を行い、GISデータベースを構築している。ヒマラヤ水系において主要国道沿いの地すべりDBの構築は前例が無く、今後の研究や対策に大いに役立つものと期待されている.この成果は愛媛大学のHPで公開予定である.この調査ならびに各種分析、試験、解析によりネパールの主要国道沿いで発生する地すべりの特性が解明された.これらの成果は、2004年11月にカトマンズで開催した国際シンポジウムで発表している.この成果に対するネパール国民の関心は高く、ネパール国営放送や主要新聞などで報道された. また、防災啓蒙に関しては、防災テキストの刊行とともにネパール国営放送と連携して防災報道番組を製作し、20〜30分の地すべり防災番組を3本流した.これらの報道に対するネパール国民の関心は非常に高い.更に、日本とネパールの防災報道ならびに防災啓蒙に関する国際フォーラムを開催した.この成果は、ネパールの防災報道の質的向上に大いに役立っている. また、ネパールの土砂災害に関しての学術雑誌の出版の準備を行っている.ネパールなどのヒマラヤ水系の土砂災害の特性と機構、ならびに調査法、解析法、設計法等に関する専門学術書は無く、技術者や学生の教育に大いに役立つと期待されている.
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