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2004 年度 実績報告書

韓国産ムツゴロウ・トビハゼ類の環境適応に関する生理生態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15405028
研究機関長崎大学

研究代表者

石松 惇  長崎大学, 水産学部, 教授 (00184565)

研究分担者 夏苅 豊  長崎大学, 水産学部, 教授 (10039729)
小山 次朗  鹿児島大学, 水産学部, 教授 (50336327)
竹田 達右  九州大学, 農学部, 助教授 (30091367)
征矢野 清  長崎大学, 水産学部, 助教授 (80260735)
竹垣 毅  長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 助手 (50363479)
キーワードトビハゼ / ムツゴロウ / 干潟 / 越冬 / 生物多様性 / 国際情報交換 / 韓国 / 生活史
研究概要

韓国産トビハゼ2種Periophthalmus magnuspinnatusとP.modestusは、5月から10月までの6ヶ月しか活動しない。前者は、干潟の陸に近い干潟、後者は沖側の干潟が主な活動域であった。棲み分けを決める要素は、前者が冬眠に入る10月に後者が岸近くに生息域を変えたことから、岸側を前者が好み、後者を排除しているためと考えられた。前者の産卵行動も明らかになった。
SanbongとSangnimでP.modestusとP.magnuspinnatusの巣孔調査を行った。前者は後者より潮間帯の上位に巣孔を形成していた。2種の巣孔は構造が似ており、出入口が1〜4個、ほとんどの出入口に高さ1〜5cmのチムニーがあり、巣孔の深さは17〜55cmであった。Sanbongの海水の塩分は巣孔水で28〜30‰、外洋水で25〜27‰、干潮時の川で2〜3‰であった。Sangnimでは、巣孔水で9〜12‰、外洋水で8〜9‰、干潮時の溝で10〜11‰であった。
日本・韓国・中国から得られた計131個体のムツゴロウのミトコンドリアDNA調節領域前半の塩基配列472bpを解析し、次の結論を得た。(1)全131個体から53のハプロタイプが検出されが、共通のハプロタイプはなく、各個体群は遺伝的に分化していた。(2)日本と韓国の個体群が中国の個体群の後に成立したことが示唆された。(3)中国個体群の遺伝的多様性は、日本・韓国のそれより大きく、両個体群はその成立過程でボトルネック効果を受けたと考えられる。
韓国南岸のYeosu市近郊のSuncheonman湾奥部河口干潟で、越冬前のムツゴロウ当歳魚約80個体を採集した。また、同干潟に越冬期間中の泥温をモニタリングするための温度データロガーを設置した。現在、採集したサンプルの肝重量指数および体脂肪率の分析を進めている。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2014-10-27  

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