研究課題
基盤研究(B)
バングラデシュのヒ素汚染軽減政策の有効性を調べるために、井戸水と尿のヒ素濃度との関係を調べた。2005年5〜6月にPabna地方の村落を基にした横断的研究を行った。138井戸水と174夫妻から尿を採取した。326検体のうち304検体は40μg/1.5L/dayであった。井戸水の23.1%は、50μg/Lを超えていた。40μg/1.5L/day以上の多変量補正したオッズ比は【less than or equal】10μg/Lに対し11-50μg/Lが8.90(95%CI:3.31-23.93)で、51-332μg/Lが53.07(11.91-236.46)であった。これらのことからバングラデシュ政府が安全とみなす11-50μg/Lは必ずしも安全でないことが明らかになった。210名の日本人男性の尿中のヒ素濃度をHPLC-ICP-MSにて測定した。その結果、総ヒ素、亜ヒ酸、ヒ酸、メチルアルソン酸(MMA)、ジメチルアルシン酸(DMA)、アルセノベタイン(AsBe)、その他のヒ素の中央値はそれぞれ、141.3、3.5、0.1、3.1、42.6、61.3、5.2μgAs/Lであった。ヒジキは無機ヒ素が多く含まれる。体重60kgの男性ボランティアが3ヶ月間、魚介類摂取制限した後、ヒジキの加工食品(無機ヒ素825μgAsを含む)を食べ、その後経時的に採尿し、HPLC-ICP-MSにて測定した。魚介類摂取制限後、無機ヒ素は検出されず、AsBeは8μgAs/Lまで低下した。摂取彼のヒ酸、亜ヒ酸、MMA、DMAの最大濃度は、それぞれ4、6.5、13、17.5時間後に88.1、140.2、179.9、204.7μgAs/Lであった。ヒジキ摂取50時間後、無機ヒ素、MMAは摂取前のレベルに戻ったが、DMAは高い値を維持していた。
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