研究課題/領域番号 |
15406035
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 大分大学(医学部) |
研究代表者 |
吉松 博信 大分大学, 医学部, 教授 (00166993)
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研究分担者 |
青野 祐士 大分大学, 医学部, 助教授 (80150936)
寺尾 英夫 大分大学, 医学部・保健管理センター, 教授 (10128192)
浜口 和之 大分大学, 医学部, 助教授 (60180931)
坂田 利家 中村学園大学, 栄養科学研究部, 教授 (50037420)
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キーワード | ドミニカ共和国 / 2型糖尿病 / PC-1 / 肥満 / 多型 / インスリン抵抗性 / 生活習慣病 / SNP |
研究概要 |
我々はドミニカ共和国サントドミンゴ市にある国立糖尿病内分泌栄養研究所(Instituto National de Diabetes, Endocrinologia y Nutricion : INDEN)と共同して、肥満糖尿病に関する疾患感受性遺伝子の探索を目的として、研究を続けている。本年度は、患者サンプルをさらに増やすことに主眼を置き、研究分担者である浜口和之と寺尾秀夫が平成15年11月に現地を訪問した。現地において、血液学・血液生化学などの検査依頼、血液検体用採血管など調達、血液検体の日本への送付などを行った。ドミニカでの公用語はスペイン語であるため、現地の日本人馬越栄氏に通訳を依頼し、今後の検体収集について現地の共同研究者とも打ち合わせを行った。患者および家族に対してインフォームドコンセントをとり、血液検体と臨床データを集めた。臨床データとしては、性、年齢、身長、体重、BMI、家族歴、薬物の服用歴、血圧、酒・喫煙などの生活習慣の指標とし、カルテから情報を得た。血液生化学、血中インスリン、HbA1c、血糖なども測定した。また、消化器病センターにおいては、現地スタッフの協力で健常者の対象に75gOGTTを施行し、症例数を増やすことができた。平成16年3月には、寺尾秀夫が再度、現地に渡り、集まった症例のデータ整理、検体の日本への送付を行った。一方、大分大学の当研究室においては、遺伝子タイピングの効率化を図るため、新たな機種(ABI)を導入し、TaqMan法によるSNPタイピングを導入した。今回から、インスリン抵抗性に関連するIRS-1遺伝子のSNPの解析を開始している。
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