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2003 年度 実績報告書

構成的数学における計算可能性と計算の複雑さに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15500005
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

石原 哉  北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (10211046)

キーワード構成的数学 / 計算可能性 / 計算の複雑さ
研究概要

平成15年6月から7月にかけてミュンヘン大学に滞在し、海外共同研究者のDouglas Bridges教授、Peter Schuster博士、Bridges教授の博士研究員Luminita Vita博士とともに距離空間のコンパクト性に関する定理の計算可能性、計算の複雑さおよび距離空間の一般化である分離空間、Baireの定理の計算の複雑さとそのの応用であるBanachの逆写像定理について共同研究を行い、コンパクト性に関する定理を様々な計算可能性を表現する非構成的原理で分類し、分離空間より弱い前分離空間の概念を確立し、F空間におけるBanachの逆写像定理の証明の基本的アイディアを得た。また、6月にはルーマニアのピテシュティで開催された第5回ルーマニア数学者会議において、中間値の定理とその計算の複雑さについて講演を行った。
9月にはLuminita Vita博士を招へいし、F空間におけるBanach逆写像定理の研究を行うとともに、同博士に京都大学数理解析研究所において分離空間に関する講演を依頼した。
12月にはBridges教授の紹介で南太平洋大学のRobin Havea博士と前分離空間に関して共同研究を行い、分離公理に関するいくつかの結果を得た。また、カンタベリー大学においてLuminita Vita博士とF空間におけるBanach逆写像定理および前分離空間における分離公理関して共同研究を行い、Banach逆写像定理の証明が終わり、論文を執筆しアメリカ数学会のProceedingsに投稿した。さらに、オークランド大学ではCristian Calude教授と、Bakhadyr Khoussainov助教授と中間値の定理の計算の複雑さに関する討論を行った。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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