研究課題
基盤研究(C)
本研究により得られた研究成果は以下の通りである。1.ワークフロートランザクションの一貫性は、入力データはタスク単位、出力データはトランザクション単位で満足される。タスクは入出力条件で表されるアプリケーションの一貫性情報も利用できる。したがって、隔離性の定義もそれに応じて再検討する必要がある。本研究では、入力データの隔離性と出力データの隔離性を導入し、それらによって並行実行における入出力データの一貫性を保証できることを示した。2.密結合の複合Webサービスに必要とするトランザクションの隔離性について、次の3つの角度から検討していた。a)操作されるデータ間の従属性の関係の角度、b)入力データと出力データのそれぞれ一貫性上で関係する角度、c)複合Webサービスと対応する集約された操作の角度。それらの検討結果を踏まえ、WF隔離性というワークフローの特徴を生かした正当性基準を提案している。また、WF隔離性が直列可能性より範囲を拡大できた部分の性質を示した。さらに、独立に運営される複数のデータベースを利用する疎結合のWebサービスの場合への拡張方法についても与えている。3.現在のWEBベースのe-LearningシステムにおいてSCORM準拠のコンテンツと学習管理システムの開発が進んでいるが、他の学習者との協調学習や相互学習への支援が十分でないといった問題がある。本研究では、WEBサービス技術による広域的学習環境を提案し、その実現方法について検討し、協調学習を支援するための広域BBSシステムの試作を行っている。
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