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2003 年度 実績報告書

圧縮の疎密による余剰帯域を利用したマルチメディア統合放送方式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15500080
研究機関東京工業高等専門学校

研究代表者

青野 正宏  東京工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (30342471)

研究分担者 小嶋 徹也  東京工業高等専門学校, 情報工学科, 助手 (20293136)
市村 洋  東京工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (10176307)
キーワードデータ放送 / スケジューリング / カルーセル放送 / 帯域圧縮 / ストリーム型データ
研究概要

TVの情報端末機器化が進むと、視聴者にとって、一律の画像・音声のみだけでなく、なるべく個々のニーズに沿うような情報選択ができることが望ましい。特に、TVを視聴していて注釈的なデジタルデータ情報が随時選択して表示することが考えられる。複数のメディアの情報を同時に出力するとしても、別々の帯域を割り当てずに、効率的に帯域を利用する。その手法として、映像・音声は、帯域圧縮・リアルタイム性を損なわない程度のバッファリングを行ってストリーム型放送を行う。利用可能放送帯域を一定と仮定すると、映像の特性による圧縮の疎密により隙間が生じ、バッファリングを行っても余剰帯域ができる。この余剰帯域を利用して非ストリーム型データの繰り返しオンデマンド放送を行う。このとき、ストリーム型と非ストリーム型のデータをどのように関連づけるか、非ストリーム型データをどのように出力するか、非ストリーム型データの帯域をどう割り付けるかなどを研究する。目標として、マルチメディア放送アルゴリズムの確立、モデル放送システム構築を通じて、アルゴリズム検証と小規模な応用例を構築して、実務的な面から効果を確認する。このような観点から研究を開始した。
平成15年度は、11月になるまで科研費の交付が決定されなかったため、年度当初の計画では、科研費の交付が得られない前提で基本的なアイデアを検証するための初歩的なソフトウェア環境を準備する程度であった。科研費交付決定後も、急な体制準備も困難であったため、今年度作業としては、年度初計画のとおりC#を用いて評価ソフトウェアの整備と、科研費交付による関連ソフト購入などのインフラ整備にとどめた。平成16年度は、具体的に研究評価に利用可能なデータを得て、研究発表の中間報告を行う。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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