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2003 年度 実績報告書

複数の単語に関する語義の同時解消と情報検索における検索質問拡張への適用

研究課題

研究課題/領域番号 15500087
研究機関山梨大学

研究代表者

福本 文代  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教授 (60262648)

キーワード多義解消 / 階層構造の自動構築 / 類似度計算
研究概要

本研究では,新聞記事を対象とした情報検索に注目し,検索質問文が表す情報内容を扱うための第一歩として,(1)質問文を構成する各単語は本来全てが曖昧さを持っているということを前提とし,それらの言語的な多義性を同時に解消する
(2)解消された各単語に対し,シソーラスを知識の構造,組織化の手段として導入し,検索質問文の各語について,シソーラス構造の中から拡張の対象となる階層を自動的に抽出することで質問文の拡張を行うことを目的とする.
本年度は,上記(1)について,Hindleの類似度計算に基づく語義解消を提案し,Reuters 1996 Corpusを用いて抽出した語義知識をSENSEVAL2のタスクに適用し,その有効性の検証を行っている,また(2)については,シソーラス構造を自動的に作成するために,関連記事を抽出するための手法を提案し,TDT1を用いた実験では高精度で関連記事が抽出できることを確認した(論文1).また,シソーラスの自動構築については,大量データからの統計量を用いて分野の階層構造を自動的に生成する手法を提案した.Reuters 1996 Corpusを用いた実験により,自動生成された階層構が,人手により作成された階層構造を用いて文書を分類する場合よりも高い精度で分類できることを明らかにした(論文2).

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 福本 文代, 鈴木 良弥, 山田 寛康: "話題の推移に基づく続報記事の自動抽出"情報処理学会論文誌. 44・7. 1766-1777 (2003)

  • [文献書誌] Fukumoto Fumiyo, Suzuki Yoshimi: "A Comparison of Manual and Automatic Construction of Category Hierarchy for Classifying Large Corpora"Eighth Conference on Computational Natural Language Learning. (to appear). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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