• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

人間の情報処理解析に基づく知的HMI構築に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15500121
研究機関日本大学

研究代表者

景山 一郎  日本大学, 生産工学部, 教授 (10120403)

研究分担者 栗谷川 幸代  日本大学, 生産工学部, 助手 (90350032)
キーワードインターフェイス / 人間・機械システム / ドライビングシミュレータ / 精神負荷計測 / 生体反応
研究概要

本研究は、人間・機械系の間のインターフェイスのユニバーサル化を行うための第一段階として、人間をどのように観測し、その特性を把握できるかについて注目したものである。
ヒューマンインターフェイス解析装置(ドライビングシミュレータ)を用い被験者に負荷作業を与える場合、装置がどの程度実際のシステムを表現しているかについて、検討を行った。この検討は、まず人間が模擬的に与えられた前方視野の情報をどの程度現実のものと感じ取れるかについて、前車両との距離感、速度感について、実車実験と本装置との実験結果を対比することにより行った。画角を水平方向140°、上下方向80°とし、これら画角を制限することにより、被験者の主観評価結果を得た。特に、距離感等に関しては、走行中に規定距離の位置で停止するというタスクを与え、実車の場合と本装置の結果との対比を行い、画角等の影響を合わせて計測した。その結果、通常走行状態における申告距離が、実車と本装置との間でほぼ一致しした。特に画角の影響が大きく、これを大きくとることにより、実際の走行状態と違和感がなくなることが明らかとなった。この結果、本装置を用いて、人間・機械系のインターフェイス構築の基礎データとして用いることができることを示した。
続いて、本装置上において、精神物理量(心拍R-R値の揺らぎ、眼球運動、呼吸、筋電図等)の計測を行った。その結果、若干ノイズが載るものの、十分に計測が可能であることを確認した。このノイズは、6軸動揺装置が電動であることから混入するものと考えられる。
これらの結果をふまえ、スウェーデン王立交通研究所のノードマーク博士を始め、国内外の研究者と本装置並びに、解析手法について意見交換を行った。その結果、本装置において画質の向上が重要課題であるという示唆を得た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 栗谷川幸代, 景山一郎: "人間・自動車・環境における精神負担評価モデルの構築に関する研究"日本大学生産工学部報告A. Vol.36, No.1. 1-9 (2003)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi