• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

ソフトコンピューティングに基づく次世代マルチメディアサーチエンジンの研究

研究課題

研究課題/領域番号 15500144
研究機関明治大学

研究代表者

高木 友博  明治大学, 理工学部, 教授 (90308065)

研究分担者 相澤 彰子  国立情報学研究所, 情報基盤研究系情報流通基盤研究部門, 助教授 (90222447)
向殿 政男  明治大学, 理工学部, 教授 (00061987)
キーワード情報検索 / ソフトコンピューティング
研究概要

ファジィ集合を用いて不明瞭な概念の意味内容を明示的に表現することにより,状況や微妙な言葉遣いの違いによってダイナミックに変化する意味の表現を行い,ユーザの検索意図に直結した情報検索を可能とすることを目的に,意味表現のための要素技術の開発と情報検索における検証とを行っている.本年度は,下記を行った.
意味表現技術:
1.辞書アーキテクチャ検討:語のクラスタリング,Word Net, ODPのそれぞれを基にする方法の3通りの辞書構築手法を構築し検証した.
2.CFS(Conceptual Fuzzy Set)と受動・能動的注意の同時処理モデルの融合検討:脳内の分散的記憶モデルに基づいた意味表現モデルを構築し,性能評価を行った.(FSS2003で発表)
情報検索における検証:
1.概念表現及び情報検索のためのフレームワーク検討:RBF(Radial Basis Function)ネットワークを参考にしたCFSによる語の意味表現モデルを提唱し,それによって文脈依存概念拡張を行う情報検索モデルを構築.それを,Web情報検索及び新規文書発見に応用し性能を評価した.(TREC2003のWeb TrackおよびNovelty Trackで発表)
2.マルチメディアデータ検索システムによるフレームワーク検証:テキストベース画像検索全般の技術動向調査を行い,本研究のテーマである意味表現手法を導入することにより検索精度向上を確認した.
3.応用検討:Webサイトの意味表現に基づくコミニュニティ発見,およびユーザの意図を推論することによる情報瞬時提示に応用し,成果を得た.(FUZZ-IEEE2003にてそれぞれを発表)

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Tajima, T.Kawabata, T.Tomiyama, T.Takagi: "Query Expansion using Conceptual Fuzzy Sets for Search Engines"Journal of Advanced Computational Intelligence. Vol.7 No.1. (2003)

  • [文献書誌] Tomoe Tomiyama, Ryosuke Ohgaya, Akiyoshi Shinmura, Takayuki Kawabata, Tomohiro Takagi, M.Nikravesh: "Concept-Based Web Communities for Google^<TM> Search Engine"IEEE International Conference on Fuzzy Systems FUZZ-IEEE 2003. CR-ROM. (2003)

  • [文献書誌] Kouichi Hanamura, Kenta Kawabata, Tomohiro Takagi: "Intention-Aware Information-Delivery System For Mobile Devices"IEEE International Conference on Fuzzy Systems FUZZ-IEEE 2003. CR-ROM. (2003)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi