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2005 年度 実績報告書

ユーザ状況を反映した情報探索プロセス概念モデルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 15500164
研究機関独立行政法人メディア教育開発センター

研究代表者

三輪 眞木子  独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (90333541)

キーワード情報探索プロセス / 役割 / 情報源 / 情報行動 / 探索者志向 / 定性的研究
研究概要

大学生80名を対象に、2種の目的(学習上の必要・趣味や娯楽)の各々について、進行中もしくは直近に完了した情報探索プロセスにおける図書館やインターネットや人間を含む各種情報源の利用に関連する認知・情動・社会的要因・利用した情報源に関する評価を、授業内アンケート調査により抽出。アンケート票(自由記入方式)は、クリティカル・インシデント(Critical Incident)手法に基づいて設計するとともに、回答者自らの情報探索プロセスを図示させた。アンケート調査結果の内容分析(Content Analysis手法による)に基づき、回答者の情報探索プロセスにおける情報行動と、認知・情動・社会的要因の相互関係と、2種の目的との関係を把握した。
短期来日中の研究者5名を対象に、3種の目的(仕事上の意思決定・日常の意思決定・趣味や娯楽)の各々について、現在進行中もしくは直近に完了した情報探索プロセスにおける図書館、インターネット、人間を含む各種情報源の利用に関連する認知・情動・社会的要因・利用した情報源に対する評価を対面インタビューにより聞き取り録音した。インタビュ「には、クリティカル・インシデント(Critical Incident)手法によるインタビューガイド(英語版)を用いた。インタビューデータの分析には、質的データ管理用ソフトウェアAtlas. tiを用いた。なお、インタビューの実施に当たっては、調査への協力は任意であること、インタビュー中に協力の意思がなくなったら中断できること、結果を公表する際に回答者を特定できるような氏名・機関名を使用しないことを明記した合意文書(英語)を2部作成し、双方が署名して交換することで、協力者の匿名性に配慮すると共に、データの信頼性を高めた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] Naive Ontology for Concepts of Time and Space for Searching and Learning

    • 著者名/発表者名
      Makiko Miwa, Noriko Kando
    • 雑誌名

      Information Research (発表予定)

  • [図書] 「図書館・情報学研究入門」1.6「情報行動」p.21-242005

    • 著者名/発表者名
      三輪眞木子
    • 総ページ数
      226
    • 出版者
      東京,勁草書房
  • [図書] Theories of Information Behavior : A Researcher's Guide "4 Bandura's Social Cognition" p.54-572005

    • 著者名/発表者名
      Makiko MIWA
    • 総ページ数
      431
    • 出版者
      Information Today & American Society for Information Science and Technology (ASIST Monograph Series)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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