研究課題/領域番号 |
15500212
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松村 道一 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (20150328)
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研究分担者 |
内藤 栄一 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助手 (10283293)
定藤 規弘 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (00273003)
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キーワード | 筋電図アンプ / 運動関連領域 / f-MRI / TMS |
研究概要 |
本科研費は、運動制御や運動に関連する体性感覚の情報処理に関係する大脳皮質領域を特定する研究の一環として、様々な機器の開発とその利用をめくる問題点を解決するために使用された。今までに新しい脳内磁気刺激用のコイルを買ったり、f-MRI用に開発された筋電図ワイアーを買ったりしている。 本年度の科学研究費の殆どは、前年度に引き続き筋電図アンプの制作費として使用した。昨年度のアンプはまだ試作の第1号で、AC電源が必要なくなっただけで、本体サイズもまだ大きいままであったし、無線を飛ばす技術も稚拙なものであった。本年度のアンプでは、無線送信部と受信部分をさらに小型化し、信号の授受を簡単に行えるようにした。その結果、筋電図を個体から5mから10m程度離れた場所で記録できるようになった。周波数特性に関しては、チャンネル当りで2KHz/s以上確保できる。ただし予算不足のために、本年度のアンプは1チャンネルだけのものになってしまった。これを4チャンネルにすることは、製品化の際には大変重要ではあるが、技術的には1チャンネルのものができれば、多チャンネル化は非常に容易である。現在別のメーカーに頼んで、このアンプを製品化してもらえるように依頼しているところである。このアンプの製品化によって、筋電図を意識することなく、他の信号の記録ができるようになるだろう。一刻も早く筋電図アンプの製品化を諮りたいものである。
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