研究課題/領域番号 |
15500372
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
成田 寛志 札幌医科大学, 医学部, 講師 (30228093)
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研究分担者 |
佐古 めぐみ 札幌医科大学, 医学部, 助手 (70296713)
横串 算敏 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (20145593)
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キーワード | 義足足部 / 義足膝継手 / 凍結路面 / 歩行評価 |
研究概要 |
本年度は、市販の足部・足継手と膝継手の組み合わせを変えて歩行分析を行い、義足の構成部品によって歩行がどのように異なるかを明らかにした。 歩行分析によって膝継手の種類を変えることが、足部・足継手を変更するよりも明らかに歩行に影響が及ぶことが明らかとなった。またそれぞれの膝継手に合わない足部・足継手も明らかとなった。 また凍結路面での歩行分析を再現性のあるものにするために、模擬凍結路面を作成した。歩行実験室にビニールシートを引き詰め、その上にオイルを塗布し模擬的凍結路面とした。 本年度は、凍結路面上での健常者の歩行を明らかにするために、複数の健常者の模擬凍結路面での歩行分析を行った。 模擬凍結路面での歩行分析によって、健常者は前後・左右方向の床反力が生じないように膝・股関節を軽度屈曲し前傾肢位で歩行を行っていることが明らかとなった。 このことは従来大腿義足使用者の立脚相での膝継手角度が伸展位であることが凍結路面での歩行を困難にしていることであると推測される。ただ近年膝継手を軽度屈曲させ歩行の安定性を確保可能な膝継手も開発されている。 来年度は、これら立脚相で膝継手を軽度屈曲可能とする機構のものを中心に模擬凍結路面での歩行分析を通じて、既存の膝継手および足部・足継手の中から凍結路面に適した構成品を提案する予定である。 最終段階では実際の凍結した路面での評価もおこなっていく予定である。
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