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2004 年度 実績報告書

凍結路面に適した義足足部・膝継手の機能評価

研究課題

研究課題/領域番号 15500372
研究機関青森県立保健大学

研究代表者

成田 寛志  青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (30228093)

研究分担者 横串 算敏  札幌医科大学, 医学部, 助教授 (20145593)
佐藤 秀一  青森県立保健大学, 健康科学部, 助教授 (80315556)
キーワード凍結路面 / 大腿義足 / 歩行分析 / パーツ組み合わせ
研究概要

冬期間,圧雪,凍結路面での歩行を強いられる地域では,滑りやすい路面における歩行を考慮した義足構成品の選択が必要となる.今回,大腿切断者を対象に,異なる膝継手,足継手・足部の組み合わせでの歩行実験を施行し,どのような組み合わせが冬期間有効であるか模擬凍結路面を作成し検討した.
対象は中断端大腿切断者で,既存の膝継手5種類(3R15,3R106=1,3R95,3R60=1,CLEG)と足継手・足部4種類(1D10,1D25,C-walk, LuxonMax)の組み合わせにより,歩行実験を施行した.模擬凍結路面は,実際の凍結路面を想定し,ビニールシート上にオリーブオイルを塗布して作成した.さらに滑りやすくするために靴は市販のバレーシューズを使用した.歩行路上にビニールシートを設置し,VICON512(カメラ6台)とAMTI床反力計にて歩行データを採取した.
統計処理は,自由歩行にて1歩行周期,ストライド長,歩行速度に関して,それぞれの膝継手と足継手・足部の組み合わせで二元配置分散分析を施行し,有意差のある因子に関して多重比較検定を組み合わせ間にて施行した.
統計学的結果と歩行中の関節角度変化からbouncing機構を有する膝継手では立脚相での膝継手の軽度が可能であり,また,足継手・足部の可動域が広いものほど模擬凍結路面上の歩行が安定しており,これらの組み合わせが凍結路面上の健常者歩行パターンに類似していた.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2004 2003

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] QOLと義肢装具,高齢下肢切断者のQOL評価-SF-36と義足使用質問による-2004

    • 著者名/発表者名
      成田寛志, 他
    • 雑誌名

      日本義肢装具学会誌 20・2

      ページ: 69-72

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 高齢下肢切断者のリハビリテーション,高齢下肢切断者のQOL評価-SF36と義足使用質問による-2004

    • 著者名/発表者名
      成田寛志, 他
    • 雑誌名

      リハビリテーション医学 41・6

      ページ: 369-371

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 大腿義足における膝継手と足部の組み合わせの一考察2004

    • 著者名/発表者名
      野坂利也, 成田寛志, 横串算敏
    • 雑誌名

      日本義肢装具学会誌 20

      ページ: 276-277

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 高齢下肢切断者のQOL評価-SF36と義足使用質問による-2003

    • 著者名/発表者名
      成田寛志, 他
    • 雑誌名

      北海道リハビリテーション学会誌 31

      ページ: 77-80

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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