学術雑誌での発表では平成16年に「リハビリテーション医学」誌において外傷性脳損傷のリハビリテーション-急性期におけるリハビリテーション-として報告した。 口頭発表では平成15年6月の第40回日本リハ医学会学術集会において救命救急センターに入院した軽症脳外傷患者の認知・行動障害と長期予後という演題で報告し、平成16年6月の第41回日本リハ医学会学術集会においてシンポジウム「外傷性脳損傷リハビリテーション」で報告、検討し、平成17年の第42回日本リハ医学会学術集会において急性期から積極的にリハを施行した外傷性脳損傷患者に対する予後調査という演題で報告した。また平成16年9月には米国のバージニアコモンウェルス大学における脳外傷モデルシステムを見学し、‘Rehabilitation for TBI patients in Japan'というテーマで講演、意見交換を行った。平成18年2月の第4回国際神経リハ医学会ではfree paperで‘Effect of early rehabilitative approach for traumatic brain injury patients on emergency care unit in Japan'という演題で報告した。 出版物では先端医療シリーズ36リハビリテーション医学リハビリテーションの新しい流れにおいて救命救急センターでのリハビリテーションの項目を担当し、脳外傷を中心に今回の結果と結果に基づくリハアプローチについて著述した。 今後の継続研究としては急性期における軽症脳外傷患者における高次脳機能障害の評価方法とリハアプローチを観点に行いたいと考えている。
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