研究分担者 |
檜垣 勝 九州共立大学, 工学部, 教授 (70258333)
野澤 忠生 九州共立大学, 工学部, 教授 (10268790)
久保田 信久 九州共立大学, 工学部, 教授 (00148785)
池本 友洋 九州共立大学, 工学部, 助手 (40368866)
趙 華安 九州共立大学, 工学部, 教授 (60258340)
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研究概要 |
本研究は,平成15年度から3年間の実施計画で推進される。平成16年度も当初の研究計画に従って実施した。本研究の使命は,ヒューマン・テクノロジー・デザイン(HTD)による新しい技術概念の構築をすることでリハビリテーションや福祉用の機器などの開発をし,人間工学の立場から社会に対する貢献を目指すことである。 平成16年度の研究実績の内容は,以下の項目である。 (1)携帯型駆動ユニットの動作解析 前年度で試作した駆動ユニットを車椅子に装着して走行実験を行った。主な実験として,車椅子利用者の始動時の負担を軽減できるような駆動制御およびアシスト走行させる実験を実施して検討を行った。この走行実験から車椅子利用者の負担を十分軽減できる結果を得ることができた。また,アシスト走行においては,走行時間や走行速度に車椅子利用者を満足させることができる十分な設定範囲を得ることができた。 (2)アシストトルク制御方式による福祉機器の試作 前年度の研究で得られた成果を基にして,アシスト機器の試作を行った。この試作機器は,開発モデルとして,リハビリ機器の一つとして歩行訓練機器または,福祉機器の一つとして着座支援機器をターゲットとして試作している。電動機の負担は,人間の体重であり,これをトルク制御を行うことでアシスト動作させるものである。主に操作を行うのが介護者であることを考慮してあらゆる角度から安全性を確保できるように開発を進めることが重要である。 上記項目の研究実績の詳細については,電気関係学会や北九州医工学術者協会および国際学会において研究発表した。
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