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2003 年度 実績報告書

遠隔地要約筆記システムにおける情報提示方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15500399
研究機関筑波技術短期大学

研究代表者

村上 裕史  筑波技術短期大学, 電子情報学科・情報工学専攻, 助教授 (20219900)

研究分担者 加藤 伸子  筑波技術短期大学, 電子情報学科・電子工学専攻, 助教授 (90279555)
石原 保志  筑波技術短期大学, 教育方法開発センター(聴覚障害系), 助教授 (70212917)
内藤 一郎  筑波技術短期大学, 電子情報学科・電子工学専攻, 助教授 (00237182)
河野 純大  筑波技術短期大学, 電子情報学科・情報工学専攻, 助手 (90352567)
皆川 洋喜  筑波技術短期大学, 電子情報学科・情報工学専攻, 助教授 (00273285)
キーワード情報補償 / 要約筆記 / ネットワーク
研究概要

1.概要
現在、広く普及しつつあるパソコンを用いた要約筆記システムでは、パソコンに習熟していないとなかなか取り組むことが困難である。そこで、従来から行われている手書き入力方式をそのままパソコンに取り入れて要約筆記を行うシステムを構築した。このシステムの特徴としては、文字情報以外にも画像情報を聴覚障害者に提供できるとことにある。また、現在実験が進行中の遠隔地手話通訳システムと連動して稼動すると、遠隔地からの要約筆記が実現可能となる。
2.成果
現在の要約筆記システムはタブレットディスプレイ3台、制御用パソコン3台、簡易型手書き入力装置3台、ネットワーク接続装置(Hub)1台で構成されている。この装置を用いて、ネットワーク接続環境下での予備実験や評価実験を行った。実験結果から、細部での問題点(ディスプレイの角度、電源スイッチの位置、筆記のしやすさ等)は判明したが、概ね良好な結果が得られた。
次に、テレビ会議システムの導入により、遠隔地手話通訳システムと要約筆記システムの接続準備が整った。この接続実験において、文字情報を転送した場合、転送画質に大きな影響が出ることが判明した。ネットワークの利用状況にもよるのであるが、テレビ会議システムのパラメータ設定を調整する必要が生じた。また、遠隔地手話通訳システムの実験を通して、ネットワーク環境での接続に、テレビ会議システムを使用するのか直接接続を行うのかが今後の課題として残った。
3.課題
来年度は、遠隔地手話通訳システムと連携して、実際の接続試験や要約筆記者による評価を行う予定である。また、音声認識ソフトとの連携による新しい要約筆記システムも試行する予定である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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