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2004 年度 実績報告書

冷戦期の西ドイツにおけるスポーツ科教育の批判的検討 -特に教科スポーツの存在意義をめぐって-

研究課題

研究課題/領域番号 15500414
研究機関奈良教育大学

研究代表者

木村 真知子  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (60144630)

キーワード冷戦期 / ドイツ / 学校体育 / 地域スポーツクラブ
研究概要

1.昨年度収集したドイツのスポーツ科教育関係の文献・資料に基づいて、特に冷戦期の西ドイツにおける学校体育の存在意義を批判的に考察した。そして、従来からおこなってきた日本における学校体育の存在意義に関する研究成果と比較することによって、両者の共通点と相違点を明らかにし、「学校体育の存在意義に関する原理的考察」という論文にまとめた。本論文は、日本体育学会誌、「体育学研究」への掲載が受理された。
2.9月にドイツに出張し、現在のドイツ・スポーツ科教育のリーダー数名(ハイデルベルグ大学のRoth教授、ドイツスポーツ協会のNickel氏、ハイデルベルク教育大学のTreutlein教授)に会い、1.でおこなった考察について意見交換をおこなった。さらに昨年度収集できなかった資料(主に学校体育と地域スポーツクラブの連携に関する資料)を収集した。
3.1.の研究成果を特に「近代化の過程と学校体育の存在意義」に焦点を絞ってまとめ、European Committee for Sport History(CESH)の国際学会大会で発表した。発表テーマは"Changes in the Mode of Walking through Modernization in Japan 19^<th> Century"(場所:イタリア・クロトーネ、大会期間:2004年9月23〜26日)
4.9月にドイツで収集した資料を整理・検討することによって、冷戦期の西ドイツにおいて学校体育と地域スポーツクラブが連携することによってスポーツ種目中心主義や技術主義が徹底されていった様相を明らかにした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 見ることから触れることへ-体育の可能性を考える-2005

    • 著者名/発表者名
      木村 真知子
    • 雑誌名

      女子体育 47・3

      ページ: 10-13

  • [雑誌論文] 学校体育の存在意義に関する原理的考察2005

    • 著者名/発表者名
      木村 真知子
    • 雑誌名

      体育学研究 50・4(2005年2月9日付で掲載受理)

  • [雑誌論文] Zur Sozialisation in japanischen Schul sportvereinen2004

    • 著者名/発表者名
      KIMURA, Machiko
    • 雑誌名

      Globalisierung des Sports : Zur Polle der japanischen und deuschen Sportwissenscahft

      ページ: 71-75

  • [雑誌論文] 大学による地域連携スポーツ振興事業のあり方に関する一考察-ドイツのBallschule Heidelbergを事例として-2004

    • 著者名/発表者名
      木村 真知子
    • 雑誌名

      スポーツ教育学研究 24・1

      ページ: 39-54

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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