研究課題
基盤研究(C)
従来の健康管理においては、保健施設、医療機関等の情報発生源が情報入力し、そのデータを保管する形態であった。健康なときの情報を蓄積するには、現在おこなわれている定期的な健康診断の情報だけでなく、体力測定・運動の能力の情報や体力や健康状態への自覚症状の情報等も積極的に蓄積することが望まれる。医療機関受診の予備軍状態である体力の低下、自覚症状を個人が情報入力源となり蓄積するための社会環境の整備を目指すものである。病院中心の医療記録から個人のライフスタイルにあわせた保健記録へ学校保健体育・地域活動との連携を含めた健康増進のための個人健康管理システムとして構築することを目指し、個人参加型健康管理のあり方について研究することとした。生涯体力測定項目の決定と汎用入力ツールの開発をおこない、汎用型Webデータベースとして3W1R方式のデータベース構築をおこなった。これは、年齢に応じた測定項目の選択(なにを測定すべきか)とう、各個人が必要に応じて測定したい項目の継続記録が可能となるものである。また、高齢者の健康増進活動において、通所による指導が中心であったため、施設に通える「元気」な高齢者のみの利用に限定され、また「介護保険」や「介護予防プログラム」の適用を受ける層と元気な高齢者の間にある、元気でも、さりとて介護が必要だというわけでもない、「非健康・非介護」層とでも言うべき高齢者の層がある。そしての層はこのようなサービスや制度の谷間で見過ごされている。このような高齢者層を対象として運動指導士を自宅へ派遣する「訪問運動サービス」を実施し、宅運動指導プログラムの健康運動カルテの作成、動画によるモーションの記録、在宅運動指導システムの開発をおこなった。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 1件)
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