研究課題/領域番号 |
15500572
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
上田 晴彦 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (70272028)
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研究分担者 |
伊藤 胖 秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (30006556)
林 信太郎 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (90180968)
早坂 匡 秋田大学, 工学資源学部, 講師 (40006573)
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キーワード | 情報教育 / 理科教育 / インターネット / 天文学 |
研究概要 |
本研究は移動式インターネット天文台に注目し、それが理科教育・情報教育に与える有効性について考察することを目標にしている。そのためにはまず移動式インターネット天文台の構築を早急に始めなければならない。 本年度は研究計画の初年度であるため、まず移動式インターネット天文台の核となる望遠鏡の選定及び購入をおこなった。もともとは研究用にも使用出来るように反射式望遠鏡を考えていたが、移動式にするにはやや難点があること、取り扱いやすさ等を考慮してシュミットカセグレン式のものに変更することにした。シュミットカセグレン式望遠鏡として定評があるのはミード社及びセレストロン社(いずれも米国製)であるが、より取り扱いが容易であるミード社のものに決定した。また予算との兼ね合いで口径35cmのものを採用した。さらに単なる観望だけでなく研究用にも使用できるように、冷却CCDカメラを購入した。冷却CCDカメラとして定評のあるのは国内メーカー(ビッドラン社)と海外メーカーがあるが、取り扱いが容易なこと、メンテナンスに定評のあること等の理由により、ビットラン社のものを採用した。 現在はこれらの新しい装置を秋田大学3号館屋上にて組み立て、動作等をチェックしている最中である。今のところ大きな問題等は起きていないが、慎重に動作等を確認したいと考えている。そして4月から開講予定の「星の世界」という教養基礎教育にて、この装置を使った教育的試みをおこない新しい理科教育・情報教育の可能性を探るることを考えている。さらに次年度の予算で観測室の設置を目指したいと思っている。
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