研究課題
高等教育における教育の情報化の一環として、日常行っている授業の公開=授業の再利活用に必要なシステムの研究開発を行っている。また、教養教育での多人数を相手にした座学の講義においても情報メディアの活用が進んでいるが、マルチメディアが学生を惹きつける一方で、情報メディアを活用したコンテンツは、完成度が高いほど、かえって、ノートがとれず、学生を受身にし、深い思考と問題発見ができず、授業の場での学生なりの知識構築を容易でなくしている。私たちは、想像と問いを誘引する「問題のある」コンテンツが必要であると考え、その開発と教授法についての研究を行っている。私たちは、大学における一般情報教育を主対象に研究開発を行っており、今年度は、情報倫理教育、情報科学教育の教材開発を行った。また、授業収録公開に必要なシステムの開発を行った。多くの授業収録公開システムでは、教材としてPowerpointの利用を前提とするが、私達は、画面をキャプチャーすることで、Windows PC上の様々なソフトウェアを使った授業を、映像・音声とキャプチャーした講義資料とを自動的に同期をとって収録し、公開することをめざしている。2005年2月に、北海道大学の教育用計算機システムが更新されたが、更新したシステムに、本研究において開発されたシステムを組み込み、2005年度の授業において試験的利用に供する予定である。
すべて 2005 2004
すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)
日本教育工学会第20回全国大会講演論文集
ページ: 379-380
教育システム情報学会第28回全国大会講演論文集
ページ: 369-370
ページ: 81-82
ページ: 199-200
平成15年度情報処理教育研究集会講演論文集
ページ: 87-89
ページ: 233-235