• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

聴覚障害者のプログラミングにおける抽象概念の習得方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15500609
研究機関筑波大学

研究代表者

山本 順人  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (30111090)

研究分担者 細野 千春  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 助教授 (20108294)
水谷 哲也  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (70209758)
西岡 知之  筑波技術短期大学, 電子情報学科情報工学専攻, 助手 (70310191)
徳村 朝昭  日本国際協力センター, 沖縄支所教育メディア技術研究室, 室員
キーワード聴覚障害学生 / プログラミング教育 / Hyperlogo / 情報提示 / 言語レベル / モデル化能力
研究概要

昨年度に引き続き、聴覚障害学生がプログラミングに関して学習する際の学習方略についての仮説を構築するための先行実験及び基礎的な検討を行った。プログラミング言語Cの初学者である聴覚障害学生に対して、計算機に対する命令の逐次実行、条件分岐、(while文による)繰り返しなどの基本制御構造の理解状況を把握するためのデスト方法を考案し、筑波技術短期大学の学生(聴覚障害者)および一般の短大生(健聴者)を被験者としてテストを実施した。その結果、聴覚障害学生は、学習過程で提示された構文パターンをそのまま記憶する傾向が強く、制御構造そのものについての理解が必ずしも深まっていないことが確認された。本成果については、平成17年4月にCanterbury大学(ニュージーランド)で行われる国際学会Canterbury Conference on Communication Disordersに受理され,発表予定である。
また、学習実験に用いる予定で現在開発中の、関数性を高めたプログラミング言語Hyperlogoであるが,より抽象度の高い記述を自然な形で行うために、メタ記述の能力を追加した。この能力により,機能オブジェクトの生成や,データ的受け渡し,遅延評価,動的作成手続きの実行等,高階性を前提としたアルゴリズム記述能力を向上し得た.更にGUIの機能として,良く知られているタートル・グラフィックスを採用し,上述オブジェクトによる実装を行った.本成果については、平成17年7月にラスベガス(アメリカ)で行われる国際学会HCI2005に受理され,発表予定である。

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi