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2004 年度 実績報告書

リカレント教育のためのテレビ会議システムを利用した遠隔教育方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15500616
研究機関岐阜大学

研究代表者

森田 政裕  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (90135179)

研究分担者 松川 禮子  岐阜大学, 教育学部, 教授 (90021336)
加藤 直樹  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (30252117)
村瀬 康一郎  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (80150027)
益子 典文  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (10219321)
益川 浩一  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (40334916)
キーワードリカレント教育 / テレビ会議システム / 遠隔教育
研究概要

遠隔教育手法とリカレント教育に適用していくためには,リカレント教育の機会を組織化する立場にある生涯学習・社会教育関係者の遠隔教育についての理解が重要である.そこで,本年度岐阜大学で開催された社会教育主事講習に遠隔教育手法を導入して,受講者にそれを体験してもらった上で,遠隔教育をどのように評価するのかを調査した.その結果,学校教員を含めた生涯学習・社会教育関係者の間で,遠隔教育のメリット(学習・教育機会の拡大と各種コストの軽減等)を十分認めつつも.そのデメリット(学習・教育方法としての効率の低さ.講師と受講者及び受講者相互間の人間的交流の困難等)が強く認識される傾向がみられ,そこから生涯学習・社会教育の分野に遠隔教育手法を適用することに慎重となる意識があることが明らかとなった.学習・教育機会を組織する立場にある教育関係者には,学習・教育は人間的交流・つながりの中でこそ実現されるとする基本的認識があり,遠隔教育が学習・教育の方法として効率が悪いとする評価もそこに起因している.そうであるとすれば,遠隔教育手法のリカレント教育への適用を拡大していくためには,テレビ会議システムによる遠隔教育の技術面での改善(映像・音声等の鮮明化)にとどまらず,講師・指導者と学習者及び学習は相互の人間的交流・つながりを学習者が実感できるような方法面での改善(発問・応答形式による講義進行,学習者によるグループ討議の組織化,提示課題による学習者の作業遂行等)が重要となる,テレビ会議システムによる遠隔教育においては,講師・指導者と学習者の間あるいは学習者相互間のコミュニケーションは保証されており,方法面での改善により遠隔教育のデメリットの克服は可能である.遠隔教育であればこそ求められる教育方法を具体的に開発し,それを学習・教育機会を組織する立場にある関係者に範例的に提示していくことが必要である.

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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