研究概要 |
論文成果として,「授業管理支援システムWebLecの開発と複数大学における運用」がある.本論文は大規模(大人数かつ多くの遠隔講義が同時進行する場合の授業管理手法に関する研究である.遠隔講義が定着した場合不可欠な技術となる. 学生が自宅から大学の計算資源を利用して,グラフィカルユーザインターフェースを用いた科学技術計算を行うことを想定し,グラフィカルユーザインターフェースによるネットワークの負荷と計算資源への負荷について調査を行った.遠隔地でグラフィカルユーザインターフェースを実現するため,描画サーバとしてXVNCサーバを用意し,ユーザはVNCクライアントおよびXVNCサーバを通じて計算資源へのアクセスを行った.VNCを用いたことにより,100人程度であれば,静岡大学の対外回線の帯域は100Mbps程度で足りるが,XVNCサーバが過負荷になる可能性があることが分かった.今後は,人数,サーバ資源,回線帯域のバランスをどう取るべきかを検討する.
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