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2004 年度 実績報告書

算額及び和算の数学史・文化史的な調査・研究と解法の探究

研究課題

研究課題/領域番号 15500660
研究機関東洋大学

研究代表者

米山 忠興  東洋大学, 文学部, 教授 (00120353)

キーワード算額 / 和算 / 等円術 / 側円・側円術 / 岡山県の算額 / 一関の算額
研究概要

平成16年度はとくに等円術と側円術の研究に関して進展があった。ここ数年来、調査・検討中だった「等円術」のうち、初めの直角三角形に関する部分をまとめて、「I.鉤股中等円術」として発表することが出来た。
また、和算の幾何学の中でも最も難しいと言われている「側円(楕円)」についても、かなりの研究成果が挙げられたが、今年度は原稿が間に合わずに、来年に向けて発表の準備をしている。
さらに、楕円に関する算題を一般的・系統的に調べ、これから数年以内にそれらを研究成果として発表していく。
算額調査については、私自身は関西・四国、及び東北地方を中心に和算書を探し、算額の調査をした。また、研究協力者:国立天文台名誉教授木下宙氏に依頼して、東北、おもに一関周辺の算額を調べてもらった。一関の算額問題については、現在、共同で解法の探究をしているところである。
松山の太山寺や伊佐爾波神社の一部の算額問題は、正三角形内に2本の界斜を設けて、小さい3等円を入れる問題であり、前述の「等円術」を拡張したものである。これらに関しては来年度以降に発表できるよう、準備中である。
その他、現在はいくつかの和算の問題をほぼ並行的に調査中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 等円術I.-鉤股中等円術-2005

    • 著者名/発表者名
      米山忠興
    • 雑誌名

      東洋大学紀要自然科学篇 49号

      ページ: 86-110

  • [雑誌論文] 和算と和製漢文2005

    • 著者名/発表者名
      米山忠興
    • 雑誌名

      白山中国学 通巻11号

      ページ: 1-18

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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