研究課題
基盤研究(C)
1.毎月1回の定例の「張家山漢簡『算数書』研究会」において、『算数書』をその写真版に基づいて解読し、その釈文、訓読、日本語訳を作成し、注釈を加えた。また、大川俊隆、馬彪が中国語訳を作成した。その際『算数書』に対して、数学・数学史・文化史的考察を加え、『算数書』の算題の精確な解釈を得るため、この研究会には上記の研究代表者、研究分担者に加え数名のオブザーバーの参加を得た。その研究結果が『算数書-中国最古の数学書-』(朋友書店)としてまとめられ、平成18年出版予定となった。2.上記の研究会における討論の結果として、『算数書』の「大広」題、「女織」題、「除」題、「春粟」題、「飲漆」題、「行」題等の算題の解釈では、これまでの諸研究者の解読の誤りを正し、その結果内外より高い評価を受けるに到った。3.平成16年8月12日〜14日に中国北京で行われた中国社会科学院自然科学史研究所主催の「『算数書』と先秦数学国際学術研討会」に参加し、そこで大川・張替・田村が「『算数書』中における4つの算題について」という題で研究成果を発表するとともに、中国の『算数書』研究者である郭書春氏、鄒大海氏と研究討論を行った。上記の会議の後、8H16日、17日に中国荊州博物館に赴き、『算数書』竹簡の発掘者である彭浩氏と『算数書』算題の内容の解釈をめぐって討論を交えるとともに、いくつかの竹簡を閲覧させていただいた。この中国訪問の記録もまた、『訪中報告記』として発表した。4.平成17年7月29日〜8月3日に彭浩氏を大阪産業大学に招請し、講演会を開催するとともに、研究会に招き『算数書』算題の内容の解釈と竹簡配列問題について討論した。
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大阪産業大学論集 人文科学編 118
ページ: 25-43
中国学の十字路-加地伸行博士古希記念論集
ページ: 417-433
数理解析研究所講究録
Journal of Osaka Sangyo University, Humanities 118
The Crossroad of Sinology, the collected papers in honor of the seventieth birthday of Dr.Nobuyuki Kaji
Kyoto University Suri Kaiseki Kenkyusho Kokyuroku (to appear)
大阪産業大学論集 人文科学編 115
ページ: 1-13
ページ: 83-108
大阪産業大学論集 人文科学編 116
ページ: 75-100
ページ: 237-250
大阪産業大学論集 人文科学編 117
ページ: 1-12
Journal of Osaka Sangyo University, Humanities 115
Journal of Osaka Sangyo University, Humanities 116
Journal of Osaka Sangyo University, Humanities 117
大阪産業大学論集 人文科学編 112
ページ: 1-15
大阪産業大学論集 人文科学編 114
ページ: 1-21
ページ: 23-29
Journal of Osaka Sangyo University, Humanities 112
Journal of Osaka Sangyo University, Humanities 114
ページ: 23-39
数理解析研究所講究録 1317
ページ: 60-70
大阪産業大学論集 人文科学編 111
ページ: 1-19
Kyoto University Suri Kaiseki Kenkyusho Kokyuroku 1317
Journal of Osaka Sangyo University, Humanities 111