研究課題/領域番号 |
15500671
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研究機関 | 長野工業高等専門学校 |
研究代表者 |
服部 秀人 長野工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (20043044)
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研究分担者 |
榎本 憲正 長野工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (40332019)
阿部 廣史 長野工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (00021014)
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キーワード | 振動特性 / 伝統的木造建築物 / 常時微動 / 固有振動数 / 減衰特性 |
研究概要 |
伝統的木造建築物とそこに安置してある文化財の地震被害低減に関する研究を行なった。 実験を行なった建築物は長野市にある正源寺本堂である。文化財の地震被害低減については、主として既往の免震装置に関する研究成果を調べ、免震効果について検討した。 長野市にある正源寺の修理に伴い、修理前と修理中について振動測定を行なった。修理後の測定は修理完成後に行なう予定である。30分間常時微動を観測した。そして1次の固有振動数に合わせた人力加振による共振実験を行なった。その結果、修理前において1次の固有振動数は1.35Hzであった。修理中の固有振動数は1.45Hzの値が得られた。減衰定数は、修理前が0.027、修理中が0.026であり、ほぼ同程度の値が得られた。過去の研究における真楽寺三重塔と比べても余り差がない値となった。 文化財の地震被害低減については、既往の免震装置に関する研究成果を調べ、免震機構を分類して免震効果について検討した。支承復元装置についてJMA神戸NS50kineの地震波を入力し、免震効果を調べると、入力波に比べて、応答加速度が1/12程度に減少することが分かった。
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