• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

リモートセンシングデータによる天竜川上・下流域における自然環境の変化解析

研究課題

研究課題/領域番号 15500681
研究機関信州大学

研究代表者

柳町 晴美 (北島 晴美)  信州大学, 山地水環境教育研究センター, 教授 (60174554)

研究分担者 岩崎 一孝  静岡大学, 情報学部, 教授 (90176537)
キーワード諏訪湖 / 水質分布 / リモートセンシング / クロロフィルa / 懸濁物質 / 透明度 / 水温 / 猪鼻湖
研究概要

2002年夏季に諏訪湖で行なった衛星リモートセンシング画像の撮影と同期した水質データの観測,および衛星リモートセンシングデータと水質データとの関連解析を実施する計画であったが,Landsat-7号の画像が不調であったことや,2003年夏季の天候等の事情により,同時観測を実施できなかったため,平成15(2003)年度には諏訪湖において水質観測を3回実施し,2002年夏季のデータと併せて多変量解析により水質分布を解析した。得られた結果は,諏訪湖の水質分布の特徴を解析し,衛星リモートセンシングデータ解析のための基礎データとして利用できる。
2003年夏季3日分の観測から,「SS(懸濁物質),Chl-a(クロロフィルa),水温が大きい所では,透明度が小さく,SS,Chl-a,水温が小さい所では,透明度が大きい」傾向があり,これらの特徴を示す地域を区分した。
2002年9月2日の観測から,「SS,Chl-aが大きい所では,透明度,水温が小さく,SS,Chl-aが小さい所では,透明度,水温が大きい。」傾向があり,これらの特徴を示す地域を区分した。
2003年3日と2002年1日の計4日間のデータ解析であるので,今回の結果がどの程度普遍性を有するかについて,さらに事例を増やして検証する必要がある。
2003年8月はアオコの発生を抑制する気象条件(平年よりも低温で降水量が多く日照時間が短い)であり,2002年8月はアオコの発生を促進する気象条件(平年より高温で降水量が少なく日照時間が長い)であった。Chl-a量の変動は気象条件を反映していることを確認した。
天竜川下流部の猪鼻湖においても水質調査を実施し,湖岸状況により水質分布に違いが見られることを確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 柳町晴美, 花里孝幸, 宮原裕一: "2003年夏季における諏訪湖の水質分布"信州大学 環境科学年報. 第26巻(印刷中). (2004)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi