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2003 年度 実績報告書

地域社会における環境政策と福祉政策の融合に関する基礎研究―埼玉県三芳町の事例―

研究課題

研究課題/領域番号 15510031
研究機関淑徳大学

研究代表者

上田 廣  淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (00249096)

研究分担者 松原 健司  淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 助教授 (80296300)
岩村 沢也  淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 助教授 (40286133)
守永 英輔  淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (20286131)
米村 美奈  淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 講師 (30364897)
駒崎 久明  淑徳大学, 国際コミュニケーション学部, 助教授 (90242312)
キーワード埼玉県 / 三芳町 / 環境政策 / 福祉政策 / 持統可能な福祉社会 / イギリスの環境・福祉政策 / ブラジルの福祉活動
研究概要

平成15年度の研究実績
1.埼玉県三芳町の福祉政策
三芳町における福祉政策の実施状況について、行政担当者からのヒアリングを行うとともに、関連する資料の収集を行った。その結果、政策立案から実施にいたる状況の中で、町民へのアンケート調査、関連団体からのヒアリングなども行いつつ、作成作業がすすめられてきたことは確認できた。しかし、住民本位あるいは、積極的な住民参加を促す方向性が不十分であると考えられた。
2.富士見市の福祉政策
富士見市においても、三芳町と同様にヒアリングを行い、福祉政策の実施状況に関しての情報収集を行った。この結果、地域福祉計画の策定にあたって、三芳町も含む、2市2町の合併問題が、障害となっていることが示唆された。また、一部で市民団体の活発な活動が見られるものの、全体としては福祉活動支援への意識は低く、啓蒙活動の強化が課題といえる。
3.海外視察
平成16年3月に、イギリスとブラジルそれぞれにおける、環境・福祉政策の実施状況について、現地視察を行った。このうちイギリスではチェルトナム市において、都市計画の実施状況に関してヒアリングを行い、養老院、保育園などの施設見学も行った。環境面への配慮としては、市内中央部への乗り入れ制限をかけ、パークアンドライドを奨励するなどの工夫がすすめられていた。一方、省エネルギーという面では、建築デザインの観光価値との兼ね合いで、ドイツなど他の国と比較して、それほど先進的な活動を実施しにくい事情も見られた。福祉面では、養老院や保育園の経営状態も含め、責任者にインタビューを行うことができた。一方、ブラジルでは主に福祉施設を中心とした視察を実施した。こちらでは、厳しい財政状況が問題となっており、ボランタリーな活動に依存せざるを得ない状況であることが、大きな課題といえる。
以上の内容は、平成16年度中に印刷物として取りまとめて報告する予定である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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