• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

地域環境財の保全と地域開発の両立を保証する地域環境政策の検討

研究課題

研究課題/領域番号 15510032
研究機関中央大学

研究代表者

藪田 雅弘  中央大学, 経済学部, 教授 (40148862)

研究分担者 今泉 博国  福岡大学, 経済学部, 教授 (30151666)
市川 芳郎  日本文理大学, 商経学部, 教授 (40168315)
井田 貴志  熊本県立大学, 総合管理学部, 助教授 (60265030)
仁部 新一  九州共立大学, 経済学部, 助教授 (20268775)
大石 和博  那須大学, 都市経済学部, 専任講師 (60326965)
キーワードコモンプール / 地域開発論 / 持続的発展 / 環境評価 / NPO論 / 国際研究者交流 / エコツーリズム
研究概要

平成16年度については、3年間にわたる研究計画の遂行を円滑に行うための中間点として、まとめの準備作業と本格的研究調査を行うために、以下のような点を中心に研究した。
【1】コモンプール財の最適な管理・運営をもとめる理論分析を行った。静学的な分析のほかに動域間協力に関して,非協力および協力の動学的モデルを構成し分析した(薮田,今泉,井田,大石担当)
【2】環境保全的な地域産業の可能性を探った.とくに環境フレンドリーとされるエコツーリズムは,近年有望な産業として注目を浴びている.しかし,必らずしも理論的な厚生分析を含めた分析が行なわれているとは言いがたい.特に,薮田が中心になって,エコツーリズムの理論的,実証的分析を行なった。幾つかの全国の主要な地域を選んで,地域における環境保全と開発の両立の遂行のために何が必要であるかについてアンケート調査を行い,主成分分析などによるランク付けと成功のための要因研究を行った(藪田担当)。
【3】NPOや自治体の環境保全政策の現状と地域開発のもたらす環境へのネガティブな効果についての現状分析を行ない,研究者の在住する近隣の九州,関東の諸地域について(具体的には,筑後川,多摩川の流域圏の地域主体)の実態調査を行った。事例研究では,とくに大川におけるクリーク保全の実態,北九州市における河川(遠賀川支流)管理,奥多摩地域におけるエコツーリズムの展開可能性,などについての調査を行った(今泉,市川,仁部、薮田)。
【4】最新の研究動向を探るために,国内および国際的な学会研究集会に積極的に参加・報告し、他の研究者との交流を深めた.日本地域学会,日本計画行政学会での参加・報告・討論などの交流をはじめ,国際地域学会への参加を行った.国内研究者との意見交流のための研究会を開催した(研究分担者全員による協働)。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] エコツーリズムと地域環境政策の課題2005

    • 著者名/発表者名
      藪田 雅弘
    • 雑誌名

      日本地方財政学会研究叢書 第9号予定(発表予定)

  • [雑誌論文] Common-Pool Resources and Local Community Networking : A study of the Onga River Basin2004

    • 著者名/発表者名
      Imaizumi, H
    • 雑誌名

      広島経済大学経済研究論集 27(3)

      ページ: 9-28

  • [雑誌論文] アジア諸国における環境クズネッツ仮説の実証分析-フエーズ分析による経済と環境の相互関係の検証2004

    • 著者名/発表者名
      藪田 雅弘
    • 雑誌名

      地域学研究 34(1)

      ページ: 361-375

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi