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2006 年度 実績報告書

ヨシに着目した化学汚染物質の吸収特性と水質浄化への応用

研究課題

研究課題/領域番号 15510081
研究機関和歌山工業高等専門学校

研究代表者

佐々木 清一  和歌山工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (90043546)

研究分担者 岸本 昇  和歌山工業高等専門学校, 物質工学科, 准教授 (50280433)
キーワード植物 / 土壌浄化 / 重金属 / 無機化合物 / 計測 / 移流・分散解析
研究概要

(1)木炭とヨシの組み合わせ材による浄化工法の提案
各種の木炭(竹炭、間伐材による炭、マングローブ炭、びん長炭)を対象にしたCuの吸着実験から、高価なびん長炭よりも竹炭、間伐材による炭の方が高い吸着効果を示した。このことは、地場産業として、間伐材のリサイクル化に貢献できる。さらに、吸着量は、Freundlichの式から炭の交換時期は移流・分散式から推定出来た。
清水町における浄化実験装置を利用した導電率のデータを解析した結果、2月のデータは浄化率が1.01であり、ほとんど変化はないが6月では0.81となり約20%の除去を得ることが出来た。つまり、ヨシの生育による吸収効果を裏付けるものである。
(2)FEM移流・分散解析によるため池の浄化効果の検討
上記の成果を現在建設計画中の和歌山県岩出市水栖大池(約200x250m)の水質浄化工法として採択され、とくにため池に浄化循環水路を併設した場合の浄化効果をFEM移流・分散解析から評価できた。この手法は、ため池の水環境に対する設計に寄与できる。
(3)論文投稿
これまでの研究成果は、「ヨシが含有する化学汚染物質に着目した河川流域環境特性」地盤工学会誌(印刷中)、
「ヨシに着目した化学汚染物質の吸収特性と水質浄化への応用」土木学会論文集(投稿準備中)を予定している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ヨシが含有する化学汚染物質に着目した河川流域環境特性2007

    • 著者名/発表者名
      佐々木清一
    • 雑誌名

      地盤工学会誌 Vol.8(印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] ヨシによる化学汚染物質の吸収特性の計測・分析2006

    • 著者名/発表者名
      佐々木清一, 菱谷智幸
    • 雑誌名

      土木学会第61回年次学術講演会

      ページ: 203-204

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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