研究課題/領域番号 |
15510128
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森田 浩 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (60210176)
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研究分担者 |
石井 博昭 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (90107136)
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キーワード | DEA / 非効率性 / 回帰分析 / 不確実性 / 効率性分析 / 確率的フロンティア法 / 統計的品質管理 |
研究概要 |
社会システムや生産システムなどさまざまなプロセスにおける活動の非効率性を見出すための評価手法ならびに最適化手法について研究を行った。本研究では、回帰モデルによる非効率性の同定モデルの開発、多様なデータによる効率性評価のためのDEA法の開発、およびランダムファジィ数などの不確実性に関する新たな概念の構築を目的として行った。以下にそれらの研究成果の概略を示す。 ・特性の悪化要因である非効率性を定量的に同定することを目的とし、回帰モデルにおいて非効率性を同定するための新たなモデルを、確率的フロンティア法やDEA法の考え方と対比させながら考察し、非効率性の同定と最適化を同時に図る新たな手法を開発した。推定精度や信頼性の定量的な評価に対するシミュレーション実験も行った。さらにクラスター分析や判別分析などの多変量解析法を用いて、非効率性の生じる範囲を同定するための手法の開発を行っており、その有効性を検証している。 ・周りの状況に応じた評価を行うことのできる状況対応型DEA法に対して、スラック基準型の効率性評価指標を導入することで、より適切な評価と改善目標を与えることができることを示した。また、この手法の適用の場面を開拓するに当たって、多様な評価尺度に対する多様な評価基準を偏りなく取り入れた効率性分析に有効であることを示すことができた。 ・データのばらつきを表現するための手段として、確率的変動として表される不確実性や曖昧さとして表される不確定性のあるデータのとらえ方ならびにその解析手法を開発している。 成果発表として、国内では日本OR学会や日本機械学会、日本品質管理学会の研究発表会、国際会議ではアジア太平洋経営会議、国際経営工学会議、INFORMS年次大会において講演を行った。
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