• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

再構成可能生産システムの機動的管理方式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15510132
研究機関広島大学

研究代表者

高橋 勝彦  広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00187999)

研究分担者 神垣 太持  広島国際学院大学, 工学部, 講師 (80261064)
MYRESHKA  広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40346523)
キーワード再構成可能生産システム / 適応型システム / 非定常変動需要 / 機動的生産 / 生産管理方式 / 管理図 / 待ち行列ネットワーク / 生産過渡特性
研究概要

(1)対象とする生産システムの検討
従来,生産システムのパラメータや構成を動的に制御している研究は,余り見当たらなかったが,最近,特に米国において,再構成可能生産システムとして生産システムのパラメータのみならず構成についても動的に制御可能と考えられるハードウェアが実現化しつつある.それら待ち行列理論に関する研究や,再構成可能生産システムに関する研究調査をもとに,動的に制御可能なパラメータを持つ生産システムのモデルを構築した.また,平均や分散が時間とともに変化する非定常な現象のモデル化について検討した.
(2)需要の変化の検知機能と生産システムの調整機能の開発
続いて,需要の非定常な変化の検知機能と,生産システムのパラメータの調整機能を開発した.生産システムのパラメータとしては,生産工程数と各生産工程の単位当りの生産時間を挙げた.事前情報と事前の対応の検討という両方の仮定とも緩和して機動的な管理方式を開発する前段階として,事前の検討を行った対応について,需要の変化を未知の変数として,それに対する検知・調整機能を開発した.その際には,これまで効果を上げた指数平滑移動平均管理図の応用の可能性を検討し,また,モデル構築の技法としては,待ち行列ネットワークモデルをもとにした.
(3)需要の変化に対する検知・調整機能の効果分析
開発したシミュレーションプログラムを用いて実験を行い,需要の非定常な変化に対する検知・調整機能の効果を分析した.その際には,生産システムの定常的特性ばかりでなく,需要の非定常な変化に対する過渡的特性についても明らかし,その際の生産システムの特性としては,需要の待ち時間,生産工程の稼働率,および工程間の在庫量などについて検討した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Katsuhiko Takahashi: "Comparing reactive Kanban systems"International Journal of Production Research. 41・18. 4317-4337 (2003)

  • [文献書誌] Katsuhiko Takahashi: "Push, pull, or hybrid control in supply chain management"International Journal of Computer Integrated Manufacturing. 17・2. 126-140 (2004)

  • [文献書誌] 高橋勝彦: "在庫実績に基づく適応型かんばん方式"日本経営工学会論文誌. 54・3. 160-167 (2003)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi